【お衣装見学に行かれる皆様へ】花嫁衣装の種類やおすすめウェディングドレス・色打掛

【お衣装見学に行かれる皆様へ】花嫁衣装の種類やおすすめウェディングドレス・色打掛

こんにちは。萬屋本店の阿部でございます。
新郎新婦様が結婚式の会場やお日にちを決定された後、最初に準備を行われるのが衣装の打合せです。
衣装合わせは花嫁さんの多くが楽しみにされている結婚式準備ではないでしょうか。
本日の記事では、会場を決定された後の衣装合わせの進め方、おすすめのポイントなどをお伝えできればと思います。
このブログを読んでいただき、衣装合わせがより楽しみになり、おふたりにとりまして晴れの日に相応しいお衣装と出会えるきっかけになってくだされば幸いです。

<<目次>>
※クリックして頂きますとその項目の記事に飛ぶことが出来ます

 

-1.お衣装店のご紹介-

萬屋本店の衣装担当としてお客様の結婚式を共に創っているパートナーが「オーセンティック鎌倉」です。
萬屋本店のために専属の衣装店を鎌倉に出店してくれた、かけがえのないパートナーです。
専属の衣装店として、萬屋本店の雰囲気に合い、お客様にお召いただきたい衣装だけをご用意しているセレクトショップです。

通常ウェディング業界では、衣装の買い付けにウェディングプランナーが同行することはないのですが、お客様にご案内する衣装を、オーセンティックのバイヤーさんと共に仕入れ・買い付けを行わせて頂き、会場の世界観と調和するもの、職人の技術や想いが込められているものを厳選していきました。

コーディネーターの方々も、私たちの想いや思い入れに共感してくれ、萬屋本店の結婚式が大好きな方々ばかりです。
新郎新婦様のご希望や潜在的な想いを伺いながら接してくれる温かな方々で、お着物やドレスの作り手の真心や想いを大切にされています。

以前ブログでもご紹介させて頂いておりますので是非ご覧ください。


ブログを読む:【お客様満足度全国40店舗中1位】 専属衣装店オーセンティック鎌倉 関戸さん

-2.花嫁衣装の種類と意味合い

花嫁衣装にはたくさんの種類がございます。それぞれお衣装には意味があり、その衣装の背景を知ると「この意味があるならこの衣装を着たい」「この衣装が合っているかもしれない」といったことを考えることもできるかと思います。是非衣装探しの参考にして頂ければ幸いです。

□白無垢
武家の女性の衣装として用いられた打掛、そのすべてを白で揃えたものが白無垢です。
和装の婚礼衣装の中で最も格式の高い正礼装です。
白には「嫁いだ先の家風に染まる」という意味もあり、これから新しい家にお嫁に入る挙式の衣装にふさわしいとされています。

□色打掛
華やかな色と日本の伝統の技が織りなす色打掛は、お色直しの語源ともなった衣装です。
挙式の後に打掛を掛け替えることには「婚家の色に染まりました」という意味もあります。
華やかな披露宴の衣装にふさわしく、ご列席の方々も楽しみにされている衣装です。

□引き振袖
昭和初期まで、広く花嫁衣装として用いられていたのは未婚女性の正装である振袖でした。
黒振袖を花嫁衣装として誂えて、嫁いだ後はその袖を短くし、留袖にしました。
帯をはじめとする小物類との組み合わせによって自分らしい着こなしを楽しめます。
披露宴での衣装におすすめしています。

□ウェディングドレス
元々はローマ帝国の時代に、王侯貴族の花嫁が婚姻儀礼用に着用した衣装がウェディングドレスの始まりで、英国ヴィクトリア女王のご婚礼を機に、白が定番となったウェディングドレス。
披露宴のお色直しにおすすめしている衣装です。

 

-3.衣装見学のおすすめの心得-

衣装見学は初めてのことなのでご不安もあるかと思います。こちらでは、衣装見学がより楽しく充実して進み、おふたりの晴れの日に相応しい衣装が見つかるためのおすすめポイントを心得としてご紹介します。

①おふたりの結婚式の目的から考える

「結婚式を挙げる目的」
このことがお衣装選びにおいては一番大切かもしれません。好きな色味でもデザインでもなく、結婚式を挙げる目的から考えることです。
萬屋本店で結婚式を挙げられる皆様は、会場見学の際に、「なぜ結婚式を挙げますか?」
そんな話をプランナーとさせて頂いたと思います。

「感謝の気持ちを伝えたい」
「安心してもらえる時間にしたい」
「お相手をご紹介する機会にしたい」

など、結婚式を挙げる理由や目的は様々だと思います。その理由や目的によって選ぶべきお衣装も変わってくるのです。それは結婚式の過ごし方が全く異なるからです。

例えば、「感謝の気持ちを伝えたい」というお気持ちをお持ちだったとしたら、披露宴の中で直接感謝を伝える機会があったら良いと思います。
そうするもボリュームが大きいドレスですと、皆様のテーブルへご挨拶に行かれるとき動きづらいので、軽やかなドレスの方がおすすめです。
お着物でしたら繊細な刺繍が施されている柄行ですと皆様にも楽しんで頂けます。
こんな風に結婚式を挙げる目的から衣装を考えることができるのです。

萬屋本店でご結婚式を挙げることに決められた理由や、ゲストの皆様の中でもどなたに一番見て頂きたいかなども併せて考えていただけると、結婚式でどんなことを大切にされていらっしゃるかが私たちも分かるため、提案できることが増えてきます。

②ゲストのお顔触れを考慮する

お呼びするゲストのお顔触れによってもお衣装を考えることが出来ます。
ゲストのお顔触れにより、おふたりが「どう見られたいか」も変わってくると思います。
例えばご親族様だけでの結婚式と、ご友人様中心の結婚式で考えてみます。
ご親族様だけでの結婚式であれば、「相手のご親族様に失礼に当たらないようにや、上品に見られたい」などと考える方も多いかと思います。
ご友人中心のご結婚式でしたら、「明るい雰囲気や、自分らしさを表現したい」などと考える方が変わってくるかと思います。
同じお着物であっても、小物を変えるだけで雰囲気が変わりますので、衣装見学前に、ご招待されたい方をリストアップすると、イメージがつきやすいかと思います。

③理想のイメージを集める

普段着ている洋服と花嫁衣装では着た時のイメージが大きく変わります。そのため、事前にいろいろなイメージを集め、こんな衣装が着てみたいという理想のイメージを集めることがおすすめです。
萬屋本店のHPで気になった衣装やシーン、Instagramで見た写真やコーディネートイメージなど、なんでも結構です。
いろいろな情報が頭に入ってくると、自然と着てみたい衣装が出てくるものです。
このイメージ写真集めは、ヘアメイクリハーサルや会場装花のお打合せでも、全体のコーディネートを合わせていくときにも有効です。

衣装合わせに向けて、オーセンティックのスタッフよりご挨拶と試着日について連絡をさせていただいています。
気になるお衣装やイメージを事前にお伝えいただけますと、その衣装を手配して当日をお迎えできます。

④コーディネーターやプランナーになんでも相談

お衣装のコーディネーターはもちろんですが、萬屋本店のプランナーにもぜひご相談ください。
会場のご見学の際から、おふたりのことやどんな結婚式を創っていきたいかなどを伺っていますので、

「この衣装にはこんな意味合いがあるから、おふたりにぴったりだと思う」
「お顔立ちや雰囲気から、このお着物をぜひ着てほしい」
そんなイメージを想像しながらご案内させて頂いています。

お衣装合わせの前には必ず、私どもプランナーと、オーセンティックのコーディネーターで、どんなおふたりか、どんなお衣装がお似合いだと思ってご提案させて頂きたいと思っているか、といったお客様の共有をしています。
その上で、衣装見学の際にコーディネーターより衣装のご提案もさせていただいています。

私がそうだったのですが、試着しているとなんだか気になるけど、スタッフの方に申し訳ないから言わないでおこうとしたことがありました。
大したことでもなく、自分だけがそう感じているかもしれなく、自分の体型のことだから言いずらいなどどうしても伏せてしまうことがあります。
そんなときこそ、どんな小さいことでもコーディネーターやプランナーにご相談ください。
おふたりのお気持ちに寄ることができるのが私たちの喜びであり、きっとよりよい解決策が見つかるはずです。

-4.おすすめのお衣装のご紹介-

萬屋本店では厳選されたお衣装をご用意させて頂いております。その中でもお勧めさせて頂きたいお衣装がございますのでご紹介させて頂きます。

●【引振袖】藤娘きぬたや
1947年に創業した「藤娘きぬたや」さんのオリジナルの絞り染めという技法によって、鮮やかな色彩の技術高い呉服店のお着物です。
きぬたやのお着物は、ニューヨークのメトロポリタン美術館にも永久保蔵されているという世界にも技術が認められているきぬたやさんに特別に作って頂いたお衣装がございますので、是非ご紹介させて頂きます。


≫お着物ご紹介ブログ:【新作引振袖のコーディネート】藤娘きぬたや 黄色・総絞り編


≫お着物ご紹介ブログ:【新作引振袖のコーディネート】藤娘きぬたや 白・総絞り編

●【色打掛】雲取に花輪
繊細なグラデーション、独⾃の美しい世界観を持つ藤井寛先生の作るお着物は、美智子上皇后陛下、皇后陛下、紀⼦様、眞⼦様など多くの皇室の⽅にお召しいただいております。
京⼿描友禅は⽩⽣地に⽷⽬糊という糊を使い、模様を描いて染めるため、隣り合う⾊が混ざらず、絵画のような繊細な染め⽂様ができあがります。
そんな藤井先生に萬屋本店オリジナルにて作って頂いた色打掛がございます。


≫お着物ご紹介ブログ:【皇室御用達】藤井寛先生によるオリジナル色打掛「雲取に花輪」のコーディネート紹介

●【ウェディングドレス】ピーターラングナー
女性を美しくみせる計算しつくされたラインはとてもエレガントで、360度どこを切り取っても美しいシルエットに見えるように、そして着る人の魅力を引き出すとイタリア職人の想いを感じられるドレスです。
萬屋本店を代表するようなウェディングドレスになりました。
実はピーターラングナー氏は萬屋本店のInstagramにも直接コメントをくださるなど、萬屋本店のファンでもいらっしゃいます。


≫ウェディングドレスご紹介ブログ:ピーターラングナーのご紹介ブログ(映像あり)
●【ウェディングドレス】オリジナルドレス アンティーク
イタリア製の綿100%の生地を使用しているドレスはトップブランドCHANELも同じ生地会社のツイード生地を使用しているほど価値のあるレースで作られました。
紐や糸などを結び合わせながら様々な幾何学模様を作る手芸の一つ、マクラメレースの技法を用いたレースを、1枚のドレスに10メートルも使用して作ったもの。
ベルスリーブ(袖)とスクエアカット(胸元)のバランス、ヒップのボリュームそしてこのドレスが放つ印象は、どこか懐かしさをも感じ、大正浪漫がぴったりのドレスです。


≫オリジナルドレスのご紹介:【萬屋本店×オーセンティックのオリジナルドレスのご紹介】

その他にもお着物やウェディングドレスのおすすめの過去の記事もございますのでもしよろしければ下記もご覧くださいませ。

≫おすすめお着物はこちら:【萬屋本店・和婚におすすめ】お着物のご紹介
≫おすすめウェディングドレスはこちら:【ウェディングドレス】萬屋本店おすすめ衣装のご紹介

-5.【番外編】お衣装の開発秘話-

結びに番外編と致しまして、私どもがどのように花嫁衣装を開発してきたのかをまとめさせていただきました。
一つ一つの衣装には私たちにとってもストーリーがあり、大切な想いがあります。開発のストーリーや背景をぜひご覧いただけたら嬉しく思います。

□和装編
お着物は京都に全国の呉服店が集まり展示場を巡りながらご紹介したいお着物を探したり作って頂きます。
職人が減ってきているため、その技術やお衣装は大変貴重なものとなっている花嫁衣装。
その中でも柄行、職人技、色味、全てが良い!と思えるお着物は数少ないのです。その様子を是非ご覧ください。


≫買付けレポートブログ:【萬屋本店】結婚式衣装の買付に行ってきました

富宏染工(とみひろせんこう)という京手描友禅着物の染匠で、皇室の方々にお召しいただいている事でも知られている、
藤井寛先生にオリジナルでお着物を作って頂いたこともございます。
そちらの制作の裏側もご紹介しています。


≫オリジナル衣装作成の裏側ブログ:オリジナル衣装の開発秘話【和装】雲取りに鶴

□ウェディングドレス編
萬屋本店のオープンの際、萬屋本店で着てほしい衣装だけを集めた衣装ショップを創りたい。
そんな希望を叶えるために、オーセンティックさんと弊社代表とプランナーでロンドン、パリへ直接衣装を買い付けに行ってきました。納得できる衣装をご用意して、萬屋本店のグランドオープンを迎えた、その時の買付の様子も是非ご一読くださいませ。


≫ウェディングドレスの海外買付けブログ:ドレスの海外買い付け《ロンドン・パリ編》

萬屋本店の雰囲気やお客様にお召し上がりいただきたいドレスを海外から買い付けだけでなく、自分たちで理想をカタチにしようと思い行ったオリジナルドレスの開発もさせて頂きました。


≫開発風景の様子のブログ:【萬屋本店オリジナルドレス作成が進んでます】

長文をご覧いただきありがとうございました。
こちらのブログが少しでも衣装見学のお役に立ち、晴れの日に相応しい衣装が見つかることを願っています。
どのお衣装も本当に素敵なものばかりです。
ぜひ衣装合わせの時間を楽しんでいただけたら幸いです。

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