【結婚式実例】手紙と映像で届けた親御様への感謝の思い

皆様こんにちは。
萬屋本店ウエディングプランナーの千葉でございます。

昨年、ご結婚式のお手伝いをさせていただいたご披露宴の中で、プランナーとしてとても心の震えるシーンがございましたので、是非、皆様にも知っていただきたいと思い、こちらのブログでご紹介をさせていただきます。

そのご新婦様はご見学の時から、親御様へ改めて感謝の気持ちを伝えいたいということを話しておられました。
ご実家を離れて、別々の生活をされて長く時間も経つのですが、いつも何かと気にかけて連絡をくれたりすることが当たり前に感じるときもあったそうです。
 

結婚の報告をした時、一番に喜んでくれた親御様。こんなにも喜んでくれるんだということに、驚きとともに親御様からの愛情を感じる機会だったと話してくださいました。
 

萬屋本店では、親御様にきちんと思いを伝えていただく挨拶の儀という時間がございます。
親子水入らずの時間を通して、これまでの感謝を伝えていただきたいという思いがございました。
 

また、ご準備を進められる中でも、幼少期からのお写真を見返す機会があったそうです。
そのアルバムの中には本当にたくさんのご新婦様のお写真が収められていて、親御様との思い出を振り返るとともに「生れてから今日まで、こんなにもたくさんの写真を撮って、残してくれていたことを初めて知りました」と話してくれました。
一人娘の自分に対して、どんなにお仕事が大変な時でも自分との時間を割いてくれて、こんなにも自分の事を第一に考えてくれていたんだという親御様の気持ちが、そのたくさんのお写真から溢れるように伝わってきたそうです。
そして、ご結婚式の準備が無ければ、そのことにあらためて気付くことはなかったと仰っておられました。
 

親御様に感謝を伝えることが、ご新婦様の結婚式を挙げる一番の理由であることから、昔のお写真を見返した際にご新婦様が感じられた親御様からの愛情を、ご結婚式の中で親御様に知っていただくこと出来れば、親御様にとってこれほど嬉しいことはないのではないかと思いました。
そして、そのことを大切な皆様に知っていただくことで、親御様に対して感謝として示すことにつながるのではないかと考えました。
 
一般的なご披露宴の中には、花嫁の手紙朗読という時間がございます。
しかし、これまでのお写真によって改めてたくさんの親御様からの愛情を感じられたご新婦様であれば、お手紙の中だけでお気持ちをお伝えするだけではなく、そのお手紙とともに親御様にお撮りいただいた思い出のお写真を動画で紹介しながら、そこに親御様へのメッセージを届けていきたいと思いました。
それがこの親子だからこそ分かち合える、一生の記憶になっていただきたいという願いもございました。
 

これまでご自身ですら気付いていなかった親御様からのたくさんの愛情。
そのことを大切な皆様にも感じていただけることで、親御様への感謝を伝えたい。
 

お手紙だけでは伝えられない、実際の思い出を振り返りながら届けられるメッセージは、その感謝の思いが心の奥深くまで届くような時間でございました。
 

 

ご結婚式のご準備を通してご自身のこれまでの人生を振り返ると共に、その時にお世話になった方との大切な思い出を思い返していただける機会があるかと思います。
そのお気持ちをお届けする方法は様々でございますが、ご新郎ご新婦様のお人柄やご家族様とのこれまでの関係性から考えて、どのタイミングでどのようにお届けするかによっても、届き方が変わって参ります。
ご結婚式のご準備を通して、おふたりの人生のお話をお伺いさせていただき、大切な皆様とともに分かち合える一生の思い出をつくるお手伝いをさせていたけるように、これからも一組様一組様、大切に時間をかけて関わらせていただきたいと思います。