【結婚式実例】「大切な方々に感謝できる準備期間があってよかった」

【結婚式実例】「大切な方々に感謝できる準備期間があってよかった」

萬屋本店の野田でございます。
2021年10月にご結婚式をされた新婦様より、結婚式の後に一通のメールを頂きました。
「はじめは結婚式に対してプラスのイメージをもっていなかったので、さらっとできればいいと思っていました。でも、結婚式をしてみて、ゲストの方、家族、夫、一人一人のことを考える期間が準備期間にたくさんあって、自分のまわりにいてくれた方から、たくさんのあたたかいものを受け取ってきたのだなと気づき、そんな方々に感謝をする機会ができてよかったと、結婚式が終わってしみじみ感じています。」

今ご結婚式場を探されている方、これから結婚式を迎えられるご準備中の方に、そんな準備期間を過ごしていただきたいと思い、ご見学から結婚式当日までにどんな心境の変化があったのか新婦様にインタビューをさせていただきました。


ご準備スタート前(ご見学~合同オリエンテーション)
私は、「女の人は結婚式のとき、人生で一番綺麗」と聞かされて育ち、着飾るのも好きだったので、それくらいの軽い気持ちで結婚式したい!と思っていました。2人ともゲストやいままでの自分の人生のことなんかちっとも考えてなかったと思います。笑
今までに参加した式では「新婦が主役で、新婦が好きにする1日」などと聞いていることも多くて、参列しても新郎新婦様の主役感もあって…「結婚式って参列する方は新郎新婦との交流もあまりないけど、こんなに好き勝手していいんだな。どうせそう思われるなら私も好きにしよ。」くらい、人生の節目としての結婚式に正直懐疑的でした。

夫は、私が萬屋本店さんの会場を訪れた瞬間に「私絶対ここであげるから。絶対ここじゃないといや。」って押し切って決めた部分があったので、まだ他人事感はありました。納得していなかった部分もあると思いますが、会場をしっかり見学して、「両親が好きそうだ」と言っていたので腑に落ちた部分はあったのかなと感じましたが、とにかく大きなお金がかかることを心配していて、いい式になるかどうかは二の次だった気がします。
どの式に参列した時も大して変わらなかったと言っていたので、結婚式に対して期待値が低かったのかな?と思いました。

前撮り撮影のとき(結婚式から約5か月前)

衣装選びはオーセンティックさんのラインナップがとても好みだったのすぐに決まりました。
衣装やメイクなど、外側の1番目立つものを決めるので張り切っていたと思います。
カメラマンさんを自分で指名できるし、2人にはどんな人が合うかなと相談に乗ってもらえる、どんな写真にしたいか汲み取ってもらえる、メイクさんもたくさんいらっしゃる中、野田さんが私にぴったりとメイクさんをつけてくださる…など、私が不安に思うところが全くなく進んでいって、サービスの質の良さ、そしてホスピタリティに感動しました。

まだまだ結婚式の中身については考えられていませんでしたが、今思うとあのあたりから「こちらの式場なら間違いないかもしれない…」と思い始めていた気がします。

夫もこの日撮られたということがかなり気持ち作りに響いていたなと感じました。新郎として扱われる初めての日だったので、そこで気持ちが芽生えたのかなと思います。気持ちをたくさん表現するタイプではないですが、なんとなくそんな感じがしました。

お打合せ中(結婚式から約4か月前~前日まで)
私はこの時には実は、結婚式に向けて「ただの通過儀礼やお祭りではなく、意味のある式にしたい。この日を良い日にすることで、夫と夫婦としてひとつ成長したい。」と思っていたのですが、なんとなく「盛り上がってるのがいいじゃん!」っていう夫の前では水を差すようで、こういう気持ちを話せてなかったなと思いました。2人の日にしたかったので夫にもやってほしかったから、準備でやることが多く感じて、「これは大変だな…」と思っていました。

野田さんが毎回私たちの過去、現在、未来についてどう歩んできたか、どう愛されてきたか、どう感謝したいか、たくさん聞いてくださったので、家に持ち帰ったあとも自然とそのことについて考える時間が増えました。
難所、花嫁の手紙も、最初は親に否定されるのが恐ろしく、絶対にやらないと思っていたのですが、親のためにもそうですが、自分のために、親孝行をしたい、巣立つために感謝を伝えたい、と思うようになりました。
私としては物事を捉える視点が大きく変わったなと思う段階でした。
「感謝したいなら、さっぱりした式で、こだわりをあまり詰めない方がゲストにとってはいい」と思っていたのが、「”自分のいままでやこれからの人生のため”に、人にどう愛されて、生き方にどう苦しんで、それでも曲げられなかったものはなんなのか、それを洗い出し、清算し、その場にいてくれた自分を支えてきてくれた人に感謝を伝えるべき」だと感じるようになりました。
感謝の伝え方や結婚式に込める想いは人それぞれ、私たちの結婚式の形を作りたいとだんだん強く思うようになりました。

夫も、口には出さないけど、少しずつ少しずつ式に向けて気持ちが作られていくのは感じていました。私はせっかちで彼よりずっと先の方に気持ちがいたので、そこの足並みが揃わず、大揉めしました。待ってあげればよかったという気持ちと、お互いのコアの部分に触れるようなやりとりができてよかった気持ちと、半分半分です。彼は家族のことを大切にしているので、きっと親御さんに男として一人前になった姿を見せたいんだろうと感じていました。同時に彼の立派な姿を親御さんに見せてあげたいと感じていました。
ゲストには、「私の人生をどこかのタイミングで支えてくれた、とわたしが強く思う人に来て欲しい。それは相手にとってほんの一言だったりするかもしれないけど、私にとっては人生を決める一つの大きな出来事だったのだから、その人たちにきちんと気持ちを伝える機会にしたい。」と思う方を招待することにしました。不思議だなと思ったのは、自分の内面を見つめることで、相手への気持ちが深まったことです。

結婚式当日
前日ほとんど眠れませんでした。笑
緊張、期待、はずかしさ、喜び…いろんな気持ちが混ざり合っていてもたってもいられなかったです。でもそれは挙式が始まる前まで。
入場した瞬間に、結婚式の準備をしていたあいだに感じてきた、来てくれた人、特に親への気持ちが溢れてきたように感じます。変な言い方ですけど、「私は祝われるための準備をしてきて、そして覚悟ができたんだ。」というふうに感じました。そして、祝言を選んでよかったと心から思いました。

司会の長谷部さんが私たちの気持ちを汲み取ったアナウンスやメッセージの読み上げをしてくださって、堪えきれず泣いてしまいました。


披露宴の中で感じたこと、もちろんたくさんありますが、一番悩んだ花嫁の手紙、読んでよかったです。
普段両親は恥ずかしくて、いつも遮ってくるんですが…「やっと伝えられたね」と小さい頃の私に自分で言ってあげられた気持ちでした。

自慢の両親で、感謝しているのに、それをひけらかすことはしてはいけないと思っていたけど、人生に一度だけだからと、「私の両親はすっごくすっごく素敵な人なんだ!」とみんなの前で言えて最高の気分でした。
たくさんの祝福を浴びて、「自分は望まれて生まれてきて、本当はそれだけで充分なんだ。」「自分で自分の人生に、”いいんだよ”ってやっと言ってあげられる。」と当日思ったのをはっきり覚えています。

愛情表現が少なく、夫に対して不安になることも多かったのですが、「ゆきちゃんと結婚してよかった」っていう原稿にない一言は間違いなく私の人生をずっと照らしてくれると思いました。彼が友人からもとても愛されていることが伝わってきて、私もこの人と結婚できてよかったと思いました。

結婚式のあと
結婚式前まで、私は彼に愛され、可愛がられることばかりを考えていたように思います。終わってからは、「本当に彼のためを考えるならば、妻として毅然としなければいけない部分もある。」と地に足がついた感覚があります。

そして、家族として、という気持ちが強くなって、彼と仲良くしてくれる方、彼のご両親、ご兄弟、同僚の方…私も大切にしよう。自分の友人と同じように大切に想おう、彼の素敵さが周りの人にどうか伝わりますように、みたいに思うようになりました。
私の友人たちにも結婚式の後にもう一度メッセージを送りました。何で結婚式に来てほしいと思ったのか、どういう風に感謝しているか、披露宴の時間に話したことをもう一度丁寧に送りました。「あなたが私の人生にいてくれなかったら、こんなふうに幸せにはなれなかったんだよ。」というような内容でした。

しっかり準備期間を設けて、その間に野田さんが私たちに自分の人生に向き合うためのきっかけをたくさんくれた、支えてくれたんだと思っています。
結婚式は式当日だけじゃない、そこに向かうまでの自分と夫に向き合う時間に半分以上の意味があると感じました。結婚式、本当にやってよかったです。
少しでも、これから結婚式を挙げる方の参考になれば嬉しいです!


それぞれが歩んできた道のりを振り返ると、今日まで無償の愛で育ててくれた親御様やご家族、どんなときも温かい眼差しで見守ってくれた親族の方々。共に笑い共に泣いた友人たちや、今の価値観を形成してくれた先生や恩師の方々など、様々な出会いがあり、今があるはずです。
イベントではなくその日一日を迎えるまでに、そんな一人ひとりのことを想う時間があってこそ、結婚式当日があると思います。
結婚式当日だけではなく、準備期間から大切な機会としてお手伝いさせていただきます。

↑ PAGE TOP