2025.1.19デパートメントストア開催レポート

2025.1.19デパートメントストア開催レポート

こんにちは。
萬屋本店の樋口です。

先日1月19日にご成約者様向けの模擬挙式・模擬披露宴・アイテム展示会のデパートメントストアを開催させていただきました。
結婚式を形作る各分野のプロたちとの直接打合せが叶う場。
直接見て体験して検討できる!と、卒花の皆様からも大好評のイベントです。

私自身2020年3月に萬屋本店で結婚式を挙げた経験から、自身の結婚式体験を通じてお客様に伝えたいと思ったこと、もっともっとこだわってほしいと思ったこと、そんな想いを込めて企画しました。(樋口の結婚式レポートもよろしければコチラからご覧ください)
そんな、私にとっても想い入れの深いこの度のデパートメントストアのハイライトや、当日の様子についてご紹介させていただきます。


●デパートメントストアテーマ:New Standard
「ニュースタンダード」とは、「新基準」という意味の英語表現。
結婚式のスタイルは多様化し、オンラインでの結婚式参加、事前のご祝儀決済、ご家族だけでの結婚式など、様々なスタイルがあふれる昨今。
そんな中で、萬屋本店が大切にしたいことは、「新郎新婦様が大切な方に感謝を伝える時間」と「パートナーと共に新しい価値を創り感動を贈る」こと。
「結婚式」でしか表現できない感謝の伝え方やそれを形に残すということ。
自分らしく、少し背伸びをした衣装に背筋を伸ばし、ここまでの感謝をストレートに伝えられること。
自分たちを大切にすることで家族や友人に感謝を伝えること。
人生の中で関わってくださった方々に自分たちのできる最大限のおもてなしをすること。
感謝の形は変わっても、大切なことは決して変わりません。
選択肢が増えているからこそ、新郎新婦様それぞれが大切だと思うことを大切にできる結婚式をお届けします。

●新郎新婦役モデル
今回模擬挙式&披露宴のモデル役を務めてくださったのは、萬屋本店で2023年10月にご結婚式を挙げられた細川様ご夫妻。
デパートメントストアでは実際に結婚式を挙げられた新郎新婦様にモデル役をお願いさせていただくので、リアルで等身大な先輩カップルの意見やアドバイスを参考にしていただけることも魅力の一つです。
先輩カップル目線での準備期間のポイントや、和装姿の時の所作、立ち居振る舞いのアドバイス、目の前で実演される俥夫先導による入場シーンなど、これから結婚式を迎える新郎新婦様には参考にしていただける企画を盛り沢山ご用意しました。

●会場装花
テーマのNew Standardから着想し、紺色の総絞りを主軸にスタイリングやフラワーコーディネートをプランニング。
萬屋本店の王道スタイリングから少し冒険し、可愛らしい藤柄の飾り衿に淡い色味の小物、洋髪ヘアの大きなリボン、印象的な極楽鳥花のブーケ等。
今までの固定概念に囚われない新たな世界観を表現しました。

メイン花材として使ったのはレンギョウ、グロリオサ、オンシジューム。
お着物の紺色が映えるよう、装花は黄色で統一しました。反対色とも思える黄色と紺色ですが、使う花材に和の風合いを持たせて、見事にマッチする世界観を創り上げていただきました。

●鏡開き
披露宴での人気演出である鏡開きも実演でご紹介。
萬屋本店の酒屋時代から取扱っている『白雪』の一斗樽を「よいしょ!よいしょ!よいしょー!」の掛け声でひらいていただきました。
威勢のいい掛け声でひらく鏡開きは、結婚式序盤の緊張感を一気に和やかにしてくれるお勧めの演出です。

●新作ブーケ
そして今回は和装用ブーケも新しいデザインをご提案。
極楽鳥花を束ねた斬新かつシンプルなブーケと、アーチ形にデザインした会場装花に合わせた黄色のブーケ。
どちらも今までにないデザインで、参加されたお客様からもとても好評でした!

今回の会場装飾を見て「自分たちの結婚式でも、このままのコーディネートをやりたい!」と多くの新郎新婦様が結婚式本番の装飾の参考にお写真を撮ってくださり、実際のお花を目の前にしながらフローリストとの装花打合せをされていました。
実物を見て、体験して、プロと直接相談ができる。そんな機会を経て迎える打合せ本番では、すっかりイメージが固まっていて打合せがどんどん進んでいく!というお客様がとても多くいらっしゃいます。

●模擬挙式衣装
-白無垢 相良刺繍-
今回の模擬挙式でモデルさんに着用していただいたお着物は、相良刺繍の白無垢。
相良刺繍(さがらししゅう)とは、別名「玉縫い」とも呼ばれる刺繍の技法のひとつで、生地の裏から糸を引き出してから結び玉を作り、これを繰り返しながら模様を描いていきます。独特の凹凸感と柔らかなアイボリーの色味が特徴で、肌なじみがよく、柔らかで優しい雰囲気を持つお着物です。

●模擬披露宴のお衣装
-総絞り〈紺〉-
「藤娘きぬたや」さんオリジナルの技法によって、「本疋田絞り」・「一目絞り」・「小帽子絞り」で柄を表したオリジナルのお着物です。
一反を絞り上げるのに二年以上の年月がかかり、粒の数は20万粒以上にも及びます。
華々しく咲き誇る紫陽花を様々な絞りの技法で表しました。特に白く浮き立つ中帽子絞りは風にそよぐ動きと香りまで感じ取れます。
これからの二人の幸せを長い年月をかけて祈り続けたオリジナルの一着。
(「藤娘きぬたや」のご紹介ブログはコチラからをご覧ください)

●俥夫先導・口上入場
日本古来の花嫁道中を現代に蘇らせた俥夫(しゃふ)演出。
今回もお客様に実演でご覧いただきました。
俥夫演出をご注文いただいた場合、結婚式当日のゲストの皆様のお出迎えから、新郎新婦様の移動の先導、そしてメインは披露宴入場時の口上など。さまざまな場面でおふたりをサポートし、結婚式に彩を添えてくれます。
俥夫演出の詳細については、コチラをご覧ください。

●引出物、記念品の展示&相談会
萬屋本店で結婚式を挙げるカップル様に絶大な支持をいただいているMAORI(マオリ)さんを始め、スタッフに愛用者多数!のシルク専門店ar*(アール)さん、御出汁と鰹節が絶品の縁起物のちきりさん、引菓子のグランマーブルさんに出店いただきました。普段はカタログでしか見ることのできない商品を直接手に取ることができ、作り手の熱量溢れる開発秘話が聞けることが大きな魅力です。

●地毛日本髪体験
萬屋本店で和装をされる花嫁様から根強い支持をいただいている『地毛日本髪』
一般的に用いられる高島田の鬘ではなく、ご自身の髪の毛で結い上げるので、ご自身に合った大きさや高さ結い方で似合わせていくことができます。
毎回大好評の完全予約制の企画で、今回も多くの花嫁様に体験いただきました。
この体験がキッカケで結婚式当日に日本髪を結うと決める方も多い、非常にお勧めの体験です。

萬屋本店で叶う地毛で結いあげる日本髪の魅力を更に詳しく知りたい方は、コチラのブログも是非ご覧ください!


結婚式の準備期間は、多くのスタッフと打合せを重ねていきます。
結婚式当日まで一緒に創り上げていくプランナーやクリエイター、当日お手伝いさせていただくスタッフと直接話したり、実際に目の前で模擬体験をしていただくことで、ご自身の結婚式イメージがより明確になり、その場でお花のコーディネートを決定したり、カメラマンの指名をしたりと、ご準備を進められるお客様も多くいらっしゃいました。
まさにこれがデパートメントストアの醍醐味。
『百聞は一見に如かず』をご体験いただける、半年に一度の機会。
次回は2025年7月21日(月・祝)を予定しております。是非今からご予定を空けておいてください!

当日お越しいただいたお客様も、来られなかったお客様も、このブログがこれからのご結婚式準備のお役に立ちましたら幸いです。
気になったアイテムがありましたら、ぜひ担当プランナーまでお問い合わせくださいませ。
スタッフ一同、心を込めてお手伝いをさせていただきます。

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