【結婚式本番を模擬体験!】萬屋本店デパートメントストア開催レポート
こんにちは、萬屋本店の伊藤です。
先日1月22日、萬屋本店でこれから結婚式を迎えるご成約者様向けのフェア『デパートメントストア』を開催いたしました。
模擬挙式や模擬披露宴、披露宴会場の新作フラワーコーディネート、新作ドレスや人気ドレスのドレスショー、動画クリエーターとの直接打合せ等。各分野のプロフェッショナルとの直接相談や、実際の披露宴会場での模擬体験を通じて、直接見て体験して検討できる!と、卒花の皆様からも大好評のイベントです。
今回は萬屋本店メインプランナーの伊藤志帆がデパートメントストアの担当をさせていただきました。
私自身2022年5月に萬屋本店で結婚式を挙げた経験から、自身の結婚式体験を通じてお客様に伝えたいと思ったこと、もっともっとこだわってほしいと思ったこと、そんな想いを込めて企画しました。(伊藤の結婚式レポートもよろしければコチラからご覧ください)
そんな、私にとっても想い入れの深いデパートメントストアの魅力や当日の様子についてご紹介させていただきます。
テーマ:With Grace(喜びと共に)
人生で自分の為に本当に大切な人たちが集まってくれる機会は、3回あると言われています。
生まれた時、亡くなる時、そして結婚式。
その3回の中で「結婚式」は、唯一自分たちの意志で行うかどうかを選択することができる節目。
私自身結婚式を挙げて一番印象に残っている事は、「大切な人同士が繋がっていく喜び」でした。
結婚式に参列してくれた小学校の恩師や幼馴染たちと、職場の上司が談笑したり、一緒に泣いたりしながら祝福してくれる姿を見て、今までの人生では感じたことのない喜びが自分の気持ちに溢れ出しました。
『この日を思い出せば、どんなことがあっても力強く生きていける』
自身の経験からも感じた”結婚式が持つ力”を、多くの新郎新婦様にお届けしたい。
そんな想いからWith Grace(喜びと共に)というテーマでデパートメントストアの企画を進めていきました。
新郎新婦役モデル
今回模擬挙式&披露宴のモデル役を務めてくださったのは、萬屋本店で2022年8月にご結婚式を挙げられた小泉様ご夫妻。
デパートメントストアでは実際に結婚式を挙げられた新郎新婦様にモデル役をお願いさせていただくので、リアルで等身大な先輩カップルの意見やアドバイスを参考にしていただけることも魅力の一つです。
先輩カップル目線での準備期間のポイントや、和装姿の時の所作、立ち居振る舞いのアドバイス、目の前で実演される俥夫先導による入場シーンなど、これから結婚式を迎える新郎新婦様には参考にしていただける企画を盛り沢山ご用意しました。
会場装花
1月開催のフェアでしたので、春~夏の結婚式のお客様に参考にしていただけるような会場装花をご用意しました。
テーマの「グレイス」には「優雅・優美・上品・しとやかさ・愛嬌・魅力・潔さ・喜び・恩恵・親切」という意味があります。
お着物の上品さや繊細な印象に合うよう、色を重ねるのではなく、白と緑の潔さを大切に、花材本来の質感に合わせてデザインしました。
メイン花材として使ったのは白のカラー、小手鞠、胡蝶蘭。
白のカラーの花言葉は、『上品』『清純』
小手鞠の花言葉は、『優雅』『上品』『友情』『努力』
白い胡蝶蘭の花言葉は、『幸福が飛んでくる』『純粋な愛』
今回模擬挙式のモデル役を務めてくださった小泉様ご夫妻のイメージから連想し、このお花をチョイスしました。
実際の結婚式のお打合せのでも、おふたりが結婚式で伝えたい想いや願いからインスパイアを得て、会場のデザインを考案していきます。
今回の会場装飾を見て「自分たちの結婚式でも、このままのコーディネートをやりたい!」と多くの新郎新婦様が結婚式本番の装飾の参考にお写真を撮ってくださり、実際のお花を目の前にしながらフローリストとの装花打合せをされていました。
これぞデパートメントストアの醍醐味なのです。
実物を見て、体験して、プロと直接相談ができる。そんな機会を経て迎える打合せ本番では、すっかりイメージが固まっていて打合せがどんどん進んでいく!というお客様がとても多くいらっしゃいます。
模擬挙式衣装
- 朱赤飛翔鶴 総絞り〈赤〉-
優雅に飛翔する鶴の群れを総絞りの色打掛で表現した朱赤の色打掛。
金糸の刺繍が鮮やかで鶴の気高い飛翔姿はとても美しく端正で優雅な容姿をもつ鶴は、長寿を誇る吉鳥として古来より親しまれてきました。
未来への夢や希望を載せて、力強く天に向かって舞う様を手刺繍にて描きあげました。
一つ一つを手作業にて糸を巻き付け、染め上げる総絞りの技法にて丁寧に製作された大変格調高いご婚礼衣装打掛です。
模擬披露宴のお衣装
-吉祥の宴 総絞り〈黒〉-
「藤娘きぬたや」さんオリジナルの技法によって、「本疋田絞り」・「一目絞り」・「小帽子絞り」で柄を表した世界に1着のお着物です。
一反を絞り上げるのに二年以上の年月がかかり、粒の数は20万粒以上にも及びます。
絞りを解いた後、筆を使い菊の中央を赤く染めていくのですが、この濃度の高い赤色を発色させるために、蒸しと乾燥を3回ずつ繰り返し行ったそうです。
「裂取り」という異なる柄同士を組み合わせました。柄は菊・七宝・亀甲・紗綾形・菱、さらに本疋田絞りの無地とのコントラストで立体感が出るように。
吉祥文様をふんだんにあしらい、これからの二人の幸せを長い年月をかけて祈り続けたオリジナルの一着。(「藤娘きぬたや」のご紹介ブログはコチラからをご覧ください)
新作オリジナルドレスショー
約6年ぶりに制作した萬屋本店オリジナルドレス。
3型作ったうちの2型を今回お披露目することができました。専属衣裳店オーセンティックのデザイナーさんと萬屋本店プランナーが意見を出し合い、萬屋本店の花嫁様の為だけに作ったドレス。
今回の目玉は、ドレス生地にあしらわれた花柄の刺繍が美しいシルクドレスです。
衣装店オーセンティックのデザイナーさんが、パリの展示会でこの生地に出会った瞬間に、『絶対に萬屋本店に似合う!』と感じられたことからご提案いただき、代表の宮腰も一目惚れしたこの美しい記生地から、今回のオリジナルドレス開発がスタートしました。
生地にあしらわれた刺繍の位置をどこに持ってくるか、どのように魅せるか、何度も何度も調整し、胸元のカッティングも日本人の体形が一番美しく見えると言われるハートカットを採用し、胸元が浮かずにフィットするデザインにこだわりました。
ドレスは色違いで、シルクサテンの真っ白で艶やかな生地に刺繍があしらわせたウェディングドレスと、淡いピンクが美しいカラードレスの二色展開でご用意。
ブログやインスタグラムをご覧になられた萬屋本店の卒花さんからは『もう一度結婚式ができるならこのドレスを着たい!』と多くの反響をいただきました。
もう一点は繊細なチュール素材を何層にも重ね、美しいレースをあしらった透明感あふれるドレス。
袖の角度や胸元の空き具合、チュールの透け感等、露出を押さえながらも透明感溢れる軽やかなドレスに仕上げました。
ドレス自体もとても軽く着心地も抜群なので、是非ご試着いただきたい一着です。
新作ドレスをお披露目をした際には、
「萬屋本店さんがこんなドレスを展開されるのは意外でした!もう一度衣装合わせをして、ドレスを着てみたくなりました」というお声を沢山いただきました。
どちらのドレスもオーセンティック鎌倉店にてご試着いただけますので、是非これからご衣装見学に行かれる方はご試着していただけたら嬉しいです。
結婚式の準備期間は、多くのスタッフと打合せを重ねていきます。結婚式当日まで一緒に創り上げていくプランナーやクリエイター、当日お手伝いさせていただくスタッフと直接話したり、実際に目の前で模擬体験をしていただくことで、ご自身の結婚式イメージがより明確になり、その場でお花のコーディネートを決定したり、カメラマンの指名をしたりと、ご準備を進められるお客様も多くいらっしゃいました。
まさにこれがデパートメントストアの醍醐味。
『百聞は一見に如かず』をご体験いただける、半年に一度の機会。
次回は2023年7月17日(月・祝)を予定しております。是非今から楽しみにご予定を空けておいてください!
当日お越しいただいたお客様も、来られなかったお客様も、このブログがこれからのご結婚式準備のお役に立ちましたら幸いです。
気になったアイテムがありましたら、ぜひ担当プランナーまでお問い合わせくださいませ。
スタッフ一同、心を込めてお手伝いをさせていただきます。