新婦様の一番近くにいるヘアメイク担当者が感じる~心の温度が上がる瞬間~

新婦様の一番近くにいるヘアメイク担当者が感じる~心の温度が上がる瞬間~

こんにちは。
萬屋本店ウェディングプランナーの砂川です。
今月4月上旬にご結婚式を挙げられたおふたりをご紹介します。

おふたりは元々鎌倉の町が大好きで、お付き合いされる前から、それぞれがよく訪れていました。以前新郎様がお散歩がてら鶴岡八幡宮に参拝をされた日、若宮大通を鎌倉駅に向かって歩いていたところ、たまたま沿道に素敵なウェディングドレスが展示されているのを見かけられました。その時、綺麗だなぁと感心され、思わず写真を撮られたそうです。そのお店がたまたま萬屋本店の専属の衣裳店、オーセンティック鎌倉だったというご縁がございました。

また、昨年11月に前撮りもされたおふたり。新郎様は紋付・袴、新婦様は白無垢で綿帽子をお召しになられました。そんなおふたりを、前撮りからご結婚式当日までずっと一番近くで見てきたのがヘアメイクを担当した大広さん。ヘアメイクの担当者だからこそ感じる新婦様のお気持ちや心の動きを、大広さんに聞いてみました。


【大広さんの感想】
ご新婦様とお会いしたのは昨年11月の前撮りでした。
お話させていただくうちに最初のスマートな印象から柔らかく穏やかで優しい一面が感じられ、そんな一面をヘアメイクで是非表現させていただきたなと思いました。

お仕事がおいそがしく、普段はあまりお化粧をされないことや、お肌でお悩みになられていることお聞かせいただく中で、新婦様との距離感も自然と縮まっていったように思います。

前撮りではもともと色打掛をお召しになる予定だったそうですが、ご新郎のお母様ご希望の白無垢をお召しになり、重ね襟と小物に使われているポイントの朱色に合わせ、紅の色をお選びさせて頂きました。

それからヘアメイクリハーサルを経て、4月の結婚式を迎えられるのですが、花嫁さんになる喜びをかみしめるように新婦様の美しさが増していかれるのを感じました。きっと外見的なお肌のケアだけでなく、結婚式をされる意味合いやイメージを、新婦様の中でじっくりと温めてこられたお気持ちからくるものかなと思いました。

結婚式のリハーサルでお試しになられるまで迷われていた文金高島田(日本髪)でしたが、とても感動してくださり、この鎌倉の土地、萬屋本店で挙げるからこそ、「一生に一度だから」と、ご自身の髪の毛で結われることをお選びになられました。

挙式では、お母様から「きれい!!」という真っ直ぐなお言葉をいただいた新婦様は、ほっとされた笑顔でお母様にお手を引かれ、堂々と胸を張ってお歩きになられていました。そんなお二人のご入場を見送らせていただいた私は、ヘアメイクとしてこの上ない幸せな気持ちでいっぱいでした。

挙式後の披露宴ご入場は、衣装は総絵羽の色打掛のままで、洋髪にチェンジされました。

また、お色直しのクラッシックなドレス姿では、頑張って伸ばされたご自身の髪で、ダウンスタイルにされ、柔らかい温かみのある印象へと変わられました。

新婦様ご自身もイメージチェンジを楽しまれているようでしたし、そんな新婦様をご覧になられ親御様やゲストの方も本当に喜んでいただけているお姿を拝見しとても幸せな気持ちになりました。

前撮りから約半年間。
新婦様にとって、ご両家様にとってかけがえのないお時間をヘアメイクとして携わらせていただきましたご縁に感謝いたします。巡り逢われた新郎様と共に、新しい人生が穏やかで優しい空気に包まれた結婚式のような、幸せな人生となりますことを、心からお祈りしております。

↑ PAGE TOP