【萬屋本店 結婚2年目を迎えたおふたりの想い】
こんにちは、萬屋本店の樋口でございます。
先日、2周年を迎えられたおふたりがレストランに帰ってきてくださり、
「どんな結婚式よりも自分たちの結婚式が一番よかった」
と、おっしゃってくださいました。
ご出席くださった皆様が、いまだにおふたりの結婚式を褒めてくださり、
あんなに素敵な時間があり、あれだけ温かい人たちが周りにいてくれるふたりだから、
幸せな今があるんだねっと言ってくださるそうです。
今日はそんなおふたりをご紹介させていただきます。
2016年10月29日にご披露宴をされたおふたり。
毎年、記念日には萬屋本店に帰ってきてくださっているおふたりです。
おふたりが萬屋本店で結婚式を挙げようと決めてくださったときは、
まだ建物は改装中で、どんな結婚式ができるのか、どんな披露宴なのか
参考になる資料も多くはなく、私たちのホームページなどをご覧いただきながら
打ち合わせを進めていました。
レストランにいらしていただいた際、
「樋口さん、実は一つだけ残念だったことがあるんです。」と突然お話しくださった新婦様。
何があったんだろうとお伺いしてみると、挙式の前、
「挨拶の儀」の際、頭を下げて親御様がお部屋に入ってくるのを待ち、
何を伝えようか、どんなお話ができるか、考えていたそうです。
親御様がお部屋に入られ、新婦様が顔を挙げた際、お父様が口を一文字に結び、
ぐっとこらえている表情を見て、そこからなにも言えなくなってしまったとのことでした。
ぐっとこらえるようなお父様の表情とお母様の温かい笑顔を見た瞬間
何も言葉にできず、ただ黙っておじぎをし、支度を整えることしかできなかったとのこと。
「お父様の表情や想いは想像できたはずなのに、面と向かうと何も言葉にできなかったです。」
もっとちゃんと伝えられたり、考えられていれば…とのことでした。
そんな中、新郎様はというと、涙ながらにとても感動的で和やかな挨拶の時間を過ごしておりました。
こんなやり取りを経て、挙式、披露宴と時間が進みご自分の想いを伝えることができないまま過ごしていった新婦様。
そして、お母様から、代々続くウェディングドレスを身にまといご披露宴再入場を迎えるとき。
披露宴の再入場は、お父様とともに歩むことを決めていました。
新婦様を待つお父様の表情はなんとも言えない表情。
お母様から譲り受けたドレスを身に纏った新婦様の手を、しっかりと握ってくださったお父様。
「何年も前に、こうしてお母さんと歩いたんだよ。」
嬉しそうにおっしゃっていただいていたお父様の言葉は今でも忘れられません。
やっとの思いで新郎様に託していただき、ご披露宴は和やかに過ぎていきました。
最後の最後、「挨拶の儀」もあるからとお手紙の朗読をしなかった新婦様。
記念品の贈呈をし、その後、ご両家親御様からと、改めて新郎新婦様から皆様へ向けたご挨拶の時間。
ここでやっと、自分の気持ちを伝えることができた新婦様。
今まで育んでくださった親御様へ心からのありがとうをお伝えすることができた新婦様。
この時間があったことで、いまだに親御様ともご披露宴当日のことを振り返り、
いい結婚式があったからこそ、今があると思ってくださっているそうです。
自分の言葉で感謝を伝えることがこんなにも気恥ずかしく、
でも、こんなにも喜んでもらえるとは思っていなかったそうです。
おふたりのご披露宴から2年が経ち、
結婚式の後も、笑い合いながら、あんなことがあった、
こんな写真が素敵だった、今日もこの後、披露宴当日の動画を見返すんだと
嬉しそうにお話ししてくださったおふたり。
あの時は結婚式の情報もあまりなく、萬屋本店でどんな結婚式ができるのか、
皆様の笑顔を想像しながら打ち合わせをしていました。
考えぬき、後悔なく、結婚式のお打合せの時間すら楽しかったとおっしゃってくださったおふたり。
これからも「人生の通過儀礼」として、人生に節目を創るお手伝いをさせていただきたいと思います。
そして、帰ってきてくださったおふたりと、昨日のことのようにご披露宴当日のお話ができるような
関係性で在り続けたいと思っております。
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