【創業200年の老舗商家で花嫁道中を】俥夫の先導と口上が新郎新婦の節目を祝う

【創業200年の老舗商家で花嫁道中を】俥夫の先導と口上が新郎新婦の節目を祝う

こんにちは。萬屋本店の砂川です。元々、花嫁のご家族や町の若い人がお供をして嫁ぎ先までお見送りしていたといわれている「花嫁道中」。そんな姿は一昔前の日本では当たり前の光景でした。萬屋本店では、普段人力車をひいて街を駆け抜けている俥夫(しゃふ)が、花嫁道中として新郎新婦様の先導役や、披露宴の婚礼口上を務めることで、古き良き日本の伝統文化が両家の節目をお祝いしています。

ご結婚式当日、新郎新婦様のお支度が整う頃、「お迎えに上がりました」とお控室前でお待ちする俥夫。

先頭に先導役、後方に番傘がつき、新郎新婦様の先導が始まります。俥夫が付いての道中は、新郎新婦様の結婚の決意と覚悟が高まっていきます。

また、俥夫は新郎新婦様の立ち振る舞いを教えてくれます。「新郎新婦様のおふたりの距離は末広がりの88cm。新郎様は、顎をひいて、足を肩幅に広げ、背中に一本筋が入る佇まいでお願いします。」

挙式前の挨拶の儀では、俥夫が親御様を新郎新婦様のところまで導き、「これより挨拶の儀を執り行います。」と口上を述べます。

披露宴では、新郎新婦様の入場直前に、独特の婚礼口上を宣べる俥夫。俥夫の口上が会場中に響き渡り、凛とした空気感に包まれます。

【新郎新婦様やゲストの皆様からの口コミ】

・「俥夫さんにはいつも私たちを先導してくださり、アドバイスを頂き 日本の良き結婚式を迎えることができました。俥夫さんは他の結婚式では味わえないので『みたことない!かっこよかったー!!』と男性ゲストやご年配の方からとても好評でした。」

・「俥夫の先導をお願いしました。控え室から式場に向かう時など私達を先導してもらいました。また披露宴会場に入場する前の俥夫の口上を後で撮影された動画を観ても鳥肌が立ちます。これは萬屋本店さんだからこそ出来る演出だと思います。」

・「俥夫さんはとてもユーモアあり安心感溢れる方でした。本番になるとカチッ!とスイッチが切り替わり、とてもかっこよく演出してくれました。私の父が『俥夫さん、本当に良かった。あんな演出初めて見たし、昔から伝わる風習とは知らなかった、勉強になった』と言っていて素直に嬉しく思いました。」

そして、ご披露宴が結ばれたところで、ご家族揃っての俥夫の一本締め。「本日は謹んでお喜び申し上げます。これより手締めの儀を執り行います。ご両人、並びにご両家の親御様、改めましておめでとうございます。ご両家ご多幸をご健勝賜りますよう、お手を拝借、よ~(パン)」

また、俥夫に大切にしていることを聞いてみました。
「人生の晴れ舞台のお手伝いが出来る事、これは俥夫として最高の名誉であり俥夫冥利に尽きます。ご結婚式当日、俥夫として婚礼道中や提灯先導、並びに婚礼口上とう、婚礼写真に写ることが多いと感じております。その為、立ち姿や婚礼衣装のしわまで徹底して気を使っております。

写真は記録として残るからこそ、新郎新婦様がさらに素敵に見えるよう最善をつくします。そして、私たちはなるべくお二人をひきたたせる為に、例えば、画像に俥夫の目が映らない様、常に斜め45度下を見る。 そしてご両家の幸せを願う気持ちが振る舞いを通して伝わることよう、黒子となることを肝に銘じております。」

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