お客様との結婚式の相談で気付いたこと

お客様との結婚式の相談で気付いたこと

こんにちは。萬屋本店の早野です。
これから結婚式場探しをされるお客様に参考になればと思い、あるお客様の結婚式場探しのエピソードをお伝えさせていただきます。

そのお客様が萬屋本店にお問合せをしてくださったのは2020年。
地方出身で関東にお住いの新郎新婦様。ご遠方に親御様がお住まいということもあり、結婚式自体をするべきかどうか分からず悩んでいらっしゃいました。
自分たちだけではどうしようもないと思い、藁をもすがる思いで萬屋本店に問合せをされたそうです。

式場見学以前に、結婚式をするかどうかを悩まれていたので、まずはお二人の状況をお聞かせいただくために、オンラインでのお打合せをさせていただきました。

■結婚式を挙げるかどうかも決まってなかった
コロナ禍での結婚式は挙げることを決めれないことも多いことを感じます。このお客様も最初のお問合せの時、まさにそんな状況でした。
最初、お客様に言われた言葉が「結婚式を挙げるかすらも決まっていない私たちが相談に行っては迷惑ですよね?」という驚きの内容でした。
コロナ前では結婚式を挙げるという気持ちのお客様ばかりでこんな相談内容なんてありませんでした。
私自身も最初は戸惑いを隠せず、どうして差し上げたらいいか悩む日もありました。

■結婚式をしなくても相談してほしい
諦める前に、まずは相談をしてほしいと思っています。このお客様も結婚式を諦めようと考えられていました。でも、諦めたくないという気持ちもどこかにあったそうです。
私はお二人に「なぜ諦めようと考えているのか」と「なぜ諦めたくないのか」、その相反する2つの想いを徹底して聞かせていただきました。
お客様との会話を通して、お互いのお祖父様、お祖母様への心からの想いがみえてきました。

■大切な人を想うがゆえの葛藤
新郎様は「共働きだった両親に代わって、いつも美味しいご飯を用意してくれたのが僕の祖母で、算数が大好きだった祖父は毎日楽しく勉強を教えてくれました。そんな二人がいたから僕は寂しい想いをすることなく、沢山の愛情を感じ今日があります。」と打ち明けてくれました。
新婦様は「結婚が決まった時、涙を流して喜んでくれたのが祖父母でした。特に一番嬉しかったのが、二人揃って私の花嫁姿を見るためにも長生きできるように頑張るからねと言ってくれてます。」と話してくれました。
お二人にとって大切な祖父母様。だからこそ、ニュースや報道を見て高齢者へのコロナのリスクを考えると開催して何かあっては遅い…と前に進めない状態が続いていたそうです。

■新郎新婦様の人生の応援団になる
そんな二人の気持ちを聞いた私は、結婚式をするためのサポートではなく、お二人がこれから家族として歩む人生に対して、幸せな選択が何かを大事にしようと決めました。
そう決めたことでお二人とご相談する話も変わり、本当に悩まれていることに触れさせてもらえる時間ができました。そのおかげで解決の糸口を一緒に見つけることができ、親御様とのご相談の手順などを具体的にご提案することができました。

■悩むからこそ私たちスタッフがいる
コロナ前よりも悩むこと、考えることが増えた結婚式。
結婚式は人生の節目であり、大事な通過儀礼です。だからこそ、大切な人を招いて結婚式ができるという可能性を感じてもらいたいと思っています。
どうかお二人だけで結婚式を諦めないでほしいと心から思います。コロナ禍でも結婚式を安心安全の元、挙げることはできます。
お住まいもご年齢もご出身地もご職業も全てのお客様が違うからこそ、一組様ごとに耳を傾けさせていただきたいと思います。

このお客様との出逢いは今式場探しをされているお客様の本当の悩みに気付いたキッカケになった大きな出逢いでした。改めて、このお客様との出逢いに、そしてご相談いただけたことに感謝しています。
少しでもお悩みになっていることがございましたら、どんなことでもご遠慮なくご相談ください。
これからも一組でも多くのお客様に人生に寄り添い、応援していきたいと思っています。

↑ PAGE TOP