萬屋本店スーパーバイザー早野智子が結婚式を挙げました!【大人婚のすべて】

萬屋本店スーパーバイザー早野智子が結婚式を挙げました!【大人婚のすべて】

こんにちは。
萬屋本店の石井でございます。

先日、弊社スタッフの萬屋本店スーパーバイザーの早野智子が結婚式を挙げました!
「お客様を幸せにしたい!」という気持ちで全力でウェディングの仕事をしてきて17年以上。
早野自身が、立ち上げ当初から働いてきた会場である「萬屋本店」で花嫁になりました。

美容師をされている新郎の憲輝さんも仕事にも人生にも熱くしっかりした考えをもっている方。
仕事や人生に対して同じ熱量で会話ができるところで意気投合し、お互いを本当の意味での「人生のパートナー」だと感じています。
これまでの人生、自分たちのことよりも、お客様の幸せのためにを優先し、技術を磨き、努力し続けてきたふたり。そんなふたりだからこそ、沢山の幸せを感じてもらえる結婚式にしてほしいと願い、結婚式を一緒に創ってきました。

今日はふたりの「大人婚」の様子を、【衣装】【ゲスト】【お料理】と3つのポイントでお伝えします。

 


- 衣装 -

いつでも向上心や自分を進化させることを選択してきた早野。担当プランナー樋口が早野に対して思っていたことは、「どんなときだって、これからだって、智子さんは今が一番美しい!結婚式も、そんな”今が一番美しい”を最大限発揮する日であってほしい」。こんな想いから、「今が一番美しい!」をテーマに衣装スタイリングを行いました。

●1着目:色打掛
実は「紺色」は早野の勝負色であり、お客様のご婚礼や大切な打ち合わせなど、ここぞという日に身に着けてきた色でした。挙式で身に纏う色打掛には、そんな紺色の「藍天然染 松鶴図」を選びました相良刺繡の鶴柄と松竹梅の松柄が入ったとても縁起の良い一着です。
また、中に合わせた赤掛下は、「結婚式で、幸せな家族を増やしたい」と強く願ってきた早野の想いを表現しています。「血の色」である赤で、「家族」になる覚悟も込めています。
早野の色白な肌も引き立つ凛とした衣装で、早野の芯の強さも表れています。

●2着目:色打掛
鮮やかな四季折々の花が印象的な色打掛。
縁起の良い梅、牡丹、藤、松が描かれており、そこにはこの幸せを重ね、彩りある人生を歩めますようにという、衣装をセレクトした樋口の想いも込められています。
また、この着物には「流水」模様が描かれており、「これからの人生どんな波があっても受け入れて乗り越えていく」という強さも表現しました。

●3着目:Romona Kevezaのウェディングドレス
Aラインという王道クラシカルでありながらも、アシンメトリーのネックラインがモダンな印象を与えてくれる一着。
早野の色の白さ、スタイルの良さが引き立つようにと樋口が選んだのですが、早野自身も試着したときに、心が一番ときめいたそうです。
自分を最大限に引き出してくれるドレスを纏い、お父様との再入場をしました。

●4着目:引き振袖
実は萬屋本店のスタイリングに一番憧れを持っていたのが早野でした。そんな早野の想いを知っていた樋口は、引き振袖とタキシードという萬屋本店の代表作である大正ロマンのスタイリングを提案しました。
藤の花の中を舞う鳳凰の姿が描かれた黒引き振袖は、萬屋本店の雰囲気にもぴったりです。

 


- ゲスト -

早野が結婚式を挙げた8月の時期は新型コロナウイルスの感染者が再び増加傾向にあった時期でした。
悩みながらも、「今の自分がいるのはみなさんのおかげ。この機会を逃したらいつ集まっていただけるのか分からない。だから、いらっしゃれるかどうかはゲストの皆さんに判断いただき、私たちは皆さんに精一杯の感謝を伝える時間にしたい」と考え、そんな想いをゲストの方にもお伝えした結果、皆さんも「もちろん行くよ」と言ってくださり、集まってくださいました。

●親御様に伝えた「ふたりの娘で幸せだ」という想い
実家の福岡を離れ、長年関東にいる娘のことを心配されるお気持ちもあった親御様。結婚式を通し、自分が働いている場所や、日頃お付き合いしている方々に囲まれる姿を見てもらい、「こんなに幸せにやっているのか」と親御様にも安心していただくことができました。
また、手紙朗読で「ふたりの娘で幸せだよ」と、これまでなかなか伝えられなかった想いを言葉にしたとき、お父様の涙がありました。
「仕事一筋で職人気質の強い父の涙を見たのは人生で初めて。それは人生にとって宝物になった」と早野は言います。
大人になった今だからこそ心の内を伝えられた、心と心が通い合う時間でした。

●「今の自分がいるのは皆様のおかげ」という気持ちをゲストへ
人生を振り返った時、思い浮かんだのは、小さいころからずっと一緒だった幼馴染、学生時代ともに汗を流した友人、嬉しい時も辛い時も支え合った仲間や先輩。
「なぜ結婚式をするか」と考えた時に思ったことは、これからの人生を共に生きていきたいと思う大切な方々に恩返しができる時間にしたいということでした。
「あなたに出会えてよかった」「あなたが大切」と心からゲストに想いを伝えられたかけがえのない時間になりました。

 


- 料理 -

ふたりは、特別メニューや料理の制作秘話ムービーを用意したほど、ゲストへご提供する「料理」を重視して準備を進めてきました。そこまでした理由は、早野が「料理は愛情」だと感じる背景にあります。

早野は、幼少時代、健康のためにお母様が無添加の食材・調味料でつくったご飯で育ったのですが、当時は「みんなが食べているジャンクフードやお菓子も食べてみたい」と窮屈に思っていたそうです。
大人になって一人暮らしを始めると、忙しくて自炊が出来ないことも相まり、不健康な食生活へと変化し、一時は身体を壊したこともありました。
そんな苦しいとき、職場の上司や先輩が、いつも手作りの温かいご飯をつくって食べさせ、励ましてくれたこと。その優しさに心も身体も元気を取り戻し、今があると感じています。
そして、その経験から、自分の身体を気遣ってご飯をつくってくれていたお母様の愛情にも気付くことができました。

新郎の憲輝さんとの共通の趣味も「食」で、休みの日にレストランや料亭に出掛けることも多く、大好きな人と丁寧に「食」を共にできる時間が何よりの幸せだという早野。
結婚式に集まってくれた大好きな人たちに、今度は私たちが「愛情を込めた料理でもてなしたい!」という気持ちを形にしました。

●料理で愛を伝える!オープニングムービー
料理で愛情を伝えるため、萬屋本店シェフと相談を重ね、特別に準備した食材を用意してきました。
そんな準備の様子、ふたりの想いをオープニングムービーにして上映すると、ゲストの料理への期待度も高まります。
「どんなお料理が出て来るんだろう!?」と会場が盛り上がる瞬間でした。

●オリジナルのメニュー考案
実は早野の結婚式をきっかけに誕生したメニューがあります。それが、「山形牛 希少部位のロースト」「気仙沼産フカヒレのステーキ」です。
もともとは早野の結婚式のために特別に、キッチンマネージャーの藤本と開発したコースだったのですが、予想以上の反響があり、今ではこれを萬屋本店の「Specialiteコース」の新メニューに追加し、お客様にもご提供できるようになりました。

①「山形牛 希少部位のロースト」
「ゲストの皆様にとびきり美味しいお肉を召し上がっていただきたい」というふたりの想いが詰まった一品で、山形牛の中でも特に柔らかく旨味の濃い『シンタマ』という部位を使ったロースト。
とても柔らかいお肉を一口大にカットしているので、どの年代の方でも食べやすく、「いままで食べたお肉の中で一番おいしい!」という声も上がるほど、大好評でした。

②「気仙沼産フカヒレのステーキ」
参列ゲストには身内のスタッフもいたため、お料理でびっくりしてほしい!と考えて用意したのが、フカヒレです。丁寧に時間をかけて作られる気仙沼ブランドフカヒレを、醤油を使い香ばしくステーキにしました。珍しい食材を使用することで、「おいしい!」「初めて食べた!」と歓声が上がり、ゲストの皆様同士の会話にも花が咲く時間となりました。

 


 

今が、人生史上最高。
大人婚だからこそ、伝えられることがある。

普段は共に働く先輩である早野の結婚式。
私も当日は参列したのですが、花嫁姿の早野があまりにも綺麗で感動し、思わず涙をしてしまいました。

「花嫁の美しさ」
それは、表面的な美しさのみならず、内側から溢れるものなのだと改めて感じた瞬間です。

ブログに書くにあたり、早野に「結婚式を挙げてみてどうでしたか?」と聞いたところ、「大切な人たちに幸せである姿を見届けてもらえて、自分の人生で良かったと強く思った」ということを教えてくれました。

その言葉を聞き、単なるイベントではなく、人生にとっての1日である「結婚式」のパワーを感じました。
改めて、結婚式のお手伝いができるこの仕事を幸せに思います。

 

最後に、結婚式当日の様子をぜひ動画でもご覧ください。

スタッフ早野の大人婚レポート、ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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