『結婚式に司会者って必要?』にお答えします~萬屋本店司会・長谷部文愛のご紹介~

『結婚式に司会者って必要?』にお答えします~萬屋本店司会・長谷部文愛のご紹介~

こんにちは。
萬屋本店の樋口です。
本日は結婚式の場作りに欠かせない『司会者』について書きたいと思います。
司会者についてお話する前に、まずは昨今の結婚式事情に少しふれていきましょう。

<昨今の結婚式事情>
昨今、少子高齢化や婚姻年齢の上昇、婚姻届出組数の低下等、様々な要因から結婚式を挙げる人が減少傾向にあります。
コロナ禍を経て結婚式の概念や価値観も大きく変わり、一時期は『ナシ婚』と呼ばれる結婚式を挙げないカップルが増加し、結婚式の実施率は50%程でした。コロナ禍後、ナシ婚ではなく家族婚や少人数の結婚式、食事会等何かしらの節目を設けるカップルが増え、その実施率は8割程度と言われています。

<結婚式を実施する理由>
ナシ婚でもよいところから、結婚式を挙げる選択をされるカップルが仰るのは、『何かしらの節目を作りたい』『やっぱり親や大切な方に見せてあげたい(見たいと言われている)』というお言葉です。そして『花嫁姿を残したい』『見せてあげたい』と思われる方も多くいらっしゃいます。
結婚したら結婚式を行うのが当たり前だった時代から、結婚式は選択肢の一つとなり、結婚式の形、規模、在り方も多様化してきました。
そんな時代に於いて、結婚式に求められる価値は多様化し、求められる司会者の在り方も変化してきています。

<司会者って必要?>
最近お会いするカップルの中には、30代の方でも結婚式に参列した経験がないという方も多くいらっしゃいます。
周りの方が結婚式を挙げていない、もしくは家族だけで実施しているので招待された経験がない。ということなのです。
そもそも結婚式を見たことがない、参列したことがない。周りも家族だけで挙げているから、自分も家族だけで挙げる。そうお考えのカップルからすると、『司会者って必要ですか?』というのが率直な疑問のようで、よくご質問いただきます。
長年プランナーをしてきた私の回答としては『絶対必要』とお答えしていています。
なぜかというと、司会者は『お二人の気持ち・想いを言葉にし、大切な方々へ届ける代弁者』であり『結婚式の流れ、空気、場を作る要』だからです。
結婚式の始まりから結びまでの場作り、雰囲気作りを司会者が行います。
例えば披露宴入場も、司会者が居ないといつ始まったのかというのが曖昧になり、なんとなく始まりなんとなく結んでしまいます。
司会者が居るとアナウンスのタイミングにBGMのタイミングも合わせやすくなり、しっかりと流れができるので印象が変わり、場の空気が作られます。
そんな役割を担う司会者が居ると、結婚式で伝わる想いや、当日の雰囲気、ゲストが受け取る印象や感動のレベルが大きく変わってくるのです。
そして、ただ司会進行役として進行を進めていくだけではなく、お二人の想いを言葉にする代弁者でもあります。
お打合せでしっかりとお二人と向き合い、『なぜ結婚式を挙げるのか、誰に何を伝えたいのか、結婚式をどのような場と捉えていらっしゃるのか、結婚式をどんな節目にされたいのか』を丁寧にヒアリングし、おふたりの言葉にならない想いを言語化し、届けてくれます。

<萬屋本店の司会者>
萬屋本店の結婚式司会者を一言で表すと、『多様なチャンネルを持っている』ということです。
いわゆるテンプレートのザ・披露宴司会ではなく、結婚式を挙げるおふたりが『誰に、どんな想いを、どのように、お伝えしたい場なのか』を汲み取り、その表現をお二人に代わって行う。そんな存在です。
自己表現や感情表現があまりうまくない方や、思っていても気恥ずかしくて伝えられていない方、伝えたい想いが沢山ある方、そんな方は是非司会者にそのことをお伝えください。言葉にならない想いを言語化し、一緒にお伝えしていきます。

本日は萬屋本店の立上げ当時から専属司会として活躍し、私樋口の結婚式も担当してくださった、長谷部文愛(はせべふみえ)さんのご紹介をさせていただきます。
(もう一名の司会者、八木橋さんのご紹介はVol.2でお届けしていきます)


<樋口から長谷部のご紹介>
私(樋口)から見る長谷部さんは、一言で言うと『素直で取り繕わない人』
長谷部さん自身が元々ウェディングプランナー出身ということもあるかもしれませんが、創りたい場面を細部にわたるまで様々な角度から検証し、イメージを擦り合わせることを、楽しみながらいろんな角度で行ってくださいます。
なんとなく理解した。というレベルでは動かず、イメージやディティールを細部にわたるまで感じ取り、言葉にしてくださいます。
その為、長谷部さんらしさはありながらも、新郎新婦の代弁者として、お二人のことをよくよく理解し、言葉を届けてくれるのです。
一緒に仕事をしていて、『この方は本当に結婚式が大好きなんだな』と感じる、プロフェッショナルな司会者です。
愛情深く、人が好き。結婚式が好き。私達プランナーや新卒メンバー、各パートナースタッフの新人さんに至るまで、よくよく面倒を見てくださり、結婚式後の振り返りを惜しまずにやってくださる。時に厳しいアドバイスもくださる、そんな長谷部さんを心から信頼しています。

<自己紹介>
はじめまして。長谷部 文愛です。
小さい頃は絵を描くのが好きだったので、将来はグラフィックデザイナーか漫画家になりたい、と思っていましたが、人生は不思議なもので全く違う職業で皆様からのご支持を頂けるようになりました。
明るく前向きな性格ながら、人生における挫折や悲しみ、もがきながら泥にまみれ、這い上がる強さや優しさに強く惹かれます。
結婚式はまさに、人生の縮図。その魅力にとりつかれ、おふたりが思う以上の一日をどうやって創り上げるか。
そのことばかりを考える、ちょっと婚礼フリークな長谷部文愛をどうぞ宜しくお願いいたします。

<司会者になった背景>
若い時にウェディングプランナーをしていました。結婚式はプランナーの指揮のもと、多くのパートナーが一緒に当日をつくりますが、その中でもひときわ憧れたのは「司会者」でした。
結婚式の雰囲気は司会者によってガラリと変わります。まさにキモともいうべき仕事をスマートにサラリとこなし、何かアクシデントがあってもチカラのある司会者であればアクシデントですらも素敵な思い出になる。そんな現場を見てきた私は「誰からも頼られる司会者になりたい」と思い、研鑽を積んでまいりました。業界で約20年の月日を過ごしましたが、飽きるなんてことは一切なく、一組様一組様が感動で満たされる。その一瞬一瞬をご一緒できることを、心から嬉しく思います。

<司会者のやりがい>
声は天からの贈り物。そして両親が私に与えてくれた宝物です。その「声」を様々なトーンで使い、雰囲気をどう創っていくか。考えるだけでワクワクします。
そして、シーンごとに「何を伝えるか」は、その時の空気感や新郎新婦の人生の背景、ゲストの温度感によっても異なります。まさにライブならではの、ヒリヒリするような感覚の中で、最上の言葉を選んでお届けできたときは、自分でも心震えます(笑)

<萬屋本店の好きなところ>
「歓談こそが最高のおもてなし」という萬屋本店のスタンスにまず、心奪われました。
今まで様々なホテルや結婚式場、レストランなどで司会を務めてきましたが、新郎新婦が一番楽しんでいるのは「歓談の時間」。ゲストの皆様もせわしない進行より、新郎新婦とのコミュニケーションが出来るからこそ、ちゃんとお祝いの気持ちを伝えることが出来ます。
そこに必要なのは、スタッフの心づくしのサービスであり、心地よい音楽であり、ゲストの邪魔をしない気持ちのよいアナウンスだったりと、実は多くのプロフェッショナルが自身のスキルを存分に発揮しなければ成しえない、熟成された空間なのです。
私は、それを実現できる萬屋本店が本当に大好きです。その一端に加えていただけることを誇りに思い、日々精進しております。

<お客様へのメッセージ>
「司会者」と聞いても、なかなかその仕事の奥行きを想像できる方は少ないと思います。私たちはおふたりの「代弁者」であり、空気をつくる「職人」であり、おふたりの想像のその先をお見せする「水先案内人」でもあると思っています。
人生の大切な節目に、どんな景色が広がっているのか。ぜひご一緒にその景色を創ってまいりましょう。


以上、司会者についてのお話と、長谷部さんのご紹介でした。
これから結婚式を挙げられる方にとって、少しでもお役立ていただければ幸いです。

次回、八木橋のご紹介も是非楽しみにしていてください。
ご覧いただきありがとうございました。

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