【結婚式の概念が変わった瞬間】
「結婚式の日を想い出せば、これから2人でどんなことも乗りこえていけそうな気がします。
本当に本当に、ありがとうございました。」
先日、結婚式を挙げられた新郎新婦から頂いたお手紙の一節です。
実はこのお2人、会場見学にいらした当初は、ご家族だけの9名様で、ご結婚式を考えられていました。
今までお2人が列席された結婚式の主役は「新郎新婦」。新郎新婦に常にスポットが当たり、ゲストは蚊帳の外。
新郎新婦とまともに話せる時間もない。そんな結婚式に友人を招待するのは申し訳ない。
だからこそ、友人は呼ばず、家族だけの結婚式を考えられていました。
そんなお2人に、結婚式の主役は新郎新婦ではなく、「ゲスト」が主役である事。
新郎新婦がゲストの「もてなし側」である事。
節目である結婚式で、友人と一緒の時間を過ごす事の大切さをお伝えしました。
だからこそ、友人を招待をする意味がある事をお伝えました。
その事に共鳴されたお2人が、結婚式の概念が変わり、友人達を招待する事となり、
50名を超えるゲストのご結婚式が実現したのです。
「日本らしさ」「文化・伝統」をキーワードに、ゲストに負担を掛けず文化・伝統に触れられる事を考えました。
ゲスト全員が同じ空気を肌で感じ、一緒の時間を過ごす事で、一体感が生まれる様にしました。
俥夫(しゃふ):新郎新婦のお支度後の移動から、披露宴がスタートするまで花嫁道中の先導役をした俥夫に、
披露宴入場時の「婚礼口上」もお願いしました。
鏡開き:萬屋本店が専売していた日本酒「白雪」を、お2人を結びつけた夫妻と共に4人で鏡開きをしました。
日本酒「白雪」と「木枡」の香りが会場内に漂う中、ゲスト全員と木枡で乾杯をしました。
紙切師:紙をはさみで切り、形を作る伝統芸能で、新郎新婦のシルエットから動物や
アニメのキャラクターまで何でも即興で創り上げる泉師匠。
ゲストからのリクエストを受けながら、巧みな話術で場の空気を創り出し、出来上がった紙切り画はゲストにプレゼントしました。
ご友人達を招待しなければ撮れなかったこの1枚。 家族も親族も友人も一堂に介しての結婚式。
ご家族と同じくらい、自分たちのことを想ってくれている人がこんなにも沢山いる。
そのことがお二人の人生を支える記憶となることでしょう。
これこそが結婚式が起こせる価値なのだと、改めて教えて頂いたご結婚式でした。
このお2人のご結婚式を、ブライダル総研監修、
GOOD WEDDING AWARD 2017の最終選考で発表させて頂く事となりました。
大切な友人を招待する意味を、1人でも多くの方に共鳴して頂ける様、精一杯伝えてきます。
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大人の引き算がテーマにされた会場で、お二人の結婚式のイメージを膨らませて!