家族に感謝を伝え、自立した姿を親族の皆さんに
梅野様
2023年2月 / 32名様
祝言・和装披露宴
両親からの希望/家族親族のみ/食事会の延長
背景
元々は結婚式を挙げる予定はなかったおふたり。
「せっかくなら結婚式をしてほしい」
そんな親御様からの希望もあり、それならば、家族に感謝を伝え、自分たちが自立した姿を親族の皆さんに見せられる機会にしたいと決め、今日まで準備を進めてこられました。
盛大ではなく、親族のみなさんがリラックスできる会場というのがご希望でした。
披露宴というよりも、両家の顔合わせや食事会の延長のようなイメージで、祖父母の家に人が集まるような古民家の雰囲気に魅了され、萬屋本店を選ばれました。
身支度
今までの感謝と、ここまで成長できたことを皆様に見ていただけるように、白無垢へのお仕度からはじまりました。
掛下の胸元には、金の松が描かれ、白無垢の厳かさだけでなく、結婚式の華やかさも取り入れました。
身内だけの結婚式だからなるべく自然体でと、挙式前の撮影や、あいさつの儀から温かく和やかな時間となりました。
祝言
挙式では、
私たち結婚式しましたということをちゃんと報告すること。
結婚したという区切り、実感をふたりの間に作ること。
そんな意味を込めて、祝言を執り行いました。
両家お母様にお手伝いをいただき、3つの盃を交わす三献の儀。
ふたりのこれまでを結ぶ1献目。
結婚式という今を誓う2献目。
ふたりの未来を誓う3献目。
過去、現在、未来を3つの盃で、ふたりの契りを交わしました。
歓談主体に
兄弟や親族の子供たちも招いて、披露宴はにぎやかに行われ、
子供たちが披露宴中にも遊べるようにキッズスペースを会場内にとり、自由に遊んでもらえるスペースを確保。
演出は入れずに、歓談の時間をなるべく多くとることで、久しぶりにお会いするご親族の方々や親御様ともゆっくり会話を楽しまれました。
結びのご挨拶
結婚式が食事会のままで終わらないように、
ちゃんと締めを作りましょうと担当プランナーよりご提案。
ご両親への花束贈呈と、親御様とご新郎による謝辞を結びに行いました。
おふたりの言葉と共に花束をお渡しになられるシーンは、親と子の一つの節目となり、
ゲストの皆様にもおふたりや親御様の気持ちが届き、会場が温かさに包まれました。
コーディネート
挙式:白無垢
生成りのちりめん生地には鶴が優雅に舞い飛ぶ様を描いており、
金糸の鶴の刺繍は、白無垢全体を繊細で上品な印象に。
披露宴:色打掛
金華山織物と呼ばれる、金糸・銀糸で模様を織り出した紋ビロードの色打掛をお選びになりました。
豪奢で華やかな外観と、ビロード独特の手触りの良さを併せ持つ最高級品です。
夫婦円満の意味も持つ金の鶴が描かれている筥迫懐剣をスタイリングしました。
会場装花
春を告げる縁起のよい梅の花を暖簾前に活けました。
会場内も、早春を感じるコブシを中心に、コデマリ、ユキヤナギ、チューリップといった、春の訪れを感じる装花でご準備。
作りこむのではなく、自然な白、グリーン、ブラウン、ボルドーといった色合いでシンプルに。