駆け橋
宮原様
2023年6月 / 42名様
祝言・和装洋装披露宴
The結婚式NG/ゲストが主役
おふたりの颯爽とした雰囲気の駆けるを架け橋とかけて
新郎弘季さんは小学校から陸上に打ち込み、親友には日本記録保持者の選手がいるほど切磋琢磨されてきました。一度も彼に勝てなかったから勉強では勝ちたいと勉学にも勤しみ、東京大学へ進学。文武両道の努力家です。
新婦薫さんは、アメリカ生まれ。その後日本やイギリスへ渡航するなど小さなころは引越しが多く、言葉や文化が異なる環境での生活が家族の関係性を一段と深くしたそうです。
そんなおふたりは就職先で先輩後輩として出逢い、気付くとお互いが自然体でいられる存在となり、結婚へ。
節目やけじめとなることはやった方がいいと思っていたものの、いわゆる世の中の結婚式のような演出や雰囲気は自分たちには合わないと考えていたおふたり。
自分たちが主役にならず、両親や家族に喜んでもらえ、お世話になった人におもてなしができるところはないかと探され、萬屋本店と出会いました。
あいさつの儀
引越しが多くても家族で過ごす時間があったから頑張ってこれたと仰っている薫さん。そんな家族との時間も大人になると段々と減ってくるもの。
晴れの日を迎え、親子だけの時間をゆっくりとることは、それだけで特別な時間に。
「かわいいね、おめでとう。」
これまでの感謝を伝えたとき、潤んだ瞳のお母様からの言葉に、家族のおかげで今日を迎えられたんだという実感が、心に深く温かく残りました。
祝言
大切な方々に晴れ姿を見守っていただき、これから夫婦として生きていく節目になるような時間にしたいというのがおふたりのご希望でした。
誓いの言葉では弘季さんから夫婦としての誓いを皆様の前で宣言。三々九度、指輪交換、家族の固めの盃を経て、新郎ご両親、新婦ご両親、友人やゲストの皆様に向けた礼を伝える三礼の儀を。
「一人目の子供で、海外生活もあって、試行錯誤の中で大変だったと思います。そんな中で、私がより良い人生を歩めるように、ときに優しくときに厳しく、大切に育ててくれました。この家族に生まれて本当に幸せです。これからも心の支えでいてください」
という薫さんのメッセージを司会が代読していたとき、いつも笑顔で凛としている薫さんの目から大粒の涙がこぼれ、挙式会場が感動に包まれました。
披露宴
「よいしょ、よいしょ、よいしょ」と縁起よく鏡開きで開宴。
出会ってきた大切な方々全員を薫さんに紹介したいと仰る弘季さん。披露宴ではお互いの大切な人を紹介し合うゲスト紹介を行い、どのような方々がいらっしゃり、どのようにお世話になったかなどをお伝えするところからスタート。
他のテーブルの方々とのご縁もつながるようにとゲストテーブルの距離を近づけた設計にしたことで、テーブルをこえて会話が盛り上がりました。
その後のゲストインタビューでは出会ってきた人たちの言葉を通して、お互いの理解が一層深まる時間に。
中座~再入場
慣れない土地での生活もあり、親友のように一緒に遊び、一緒に成長してきた薫さんと妹様。妹様にも素敵な人と出逢って結婚式を挙げてほしいと、妹様をエスコート役に選びました。
「小さい頃はまるまるしていて、陰に隠れていた弟がこんなに立派になって」と仰る弘季さんのお兄様お姉様。かわいくて仕方ないと弘季さんを見つめる目は優しく、弘季さんも緩んだ表情に。
再入場では目に入れても痛くないほどかわいい甥っ子たちと。
薫さんはバージンロードを一緒に歩くことをプレゼントしたいと、お父様と入場。人生で迷ったときはどんなときでも相談に乗ってくれて道を示してくれたお父様に感謝の想いをお伝えになりました。
コーディネート
薫さんが花嫁姿を一番にお見せしたいのは親御様でした。また、ご両家お母様のお名前にちなんだ柄行と意味合いを大切に考えられていたおふたり。弘季さんのお母様のお名前にちなんだ鶴の柄。薫様のお母様のお名前に「ゆり」が入っていることから、百合は無垢という花言葉があるため『鶴柄の白無垢』で祝言を迎えました。
披露宴は華やかな色打掛にお召し替え。結婚式の日に相応しい様々な吉祥文様が描かれ、一幅の絵画のように総絵羽で表現した最高級の逸品です。
お色直しではピーターラングナーのミカドシルクのオフショルダードレスをお召しになりました。
装飾は小花が集まり「団欒」という花言葉もある紫陽花をメインモチーフに。6月に鎌倉で結婚式をするならと紫陽花をメイン装花にして、爽やかなイメージのグリーンを合わせました
前撮り
結婚式当日はゲストとの写真を沢山撮影してほしい。だけど、おふたりの写真もちゃんと残したいというご希望で前撮りを。
この日を鮮明に思い出せるようにと、萬屋本店内だけでなく、江ノ電や由比ガ浜など鎌倉らしい場所もチョイスして。