我が家で「もてなす」
木林様
2016年9月 / 74名様
鶴岡八幡宮 神前式
和装洋装披露宴
結婚式の背景
「萬屋本店のイメージは?」の質問に「住みたいくらい大好きです」と答えてくれた久嚴さんと百合さん。お付き合いをされて10年。海外や国内と多くの場所へ旅行をするのが趣味であった二人。「結婚式をしよう」と考えたとき、「鎌倉」という場所が一番最初に浮かんだという。ご親族やゲストの皆様には「小旅行に来たようなワクワクとリラックスして披露宴を楽しんで欲しい。そして、建築関係の仕事に家族で携わるからこそ、この萬屋本店を我が家のように想い、その場所でみんなを迎え、意味のある一日を過ごしたい。」と願った結婚式当日は、百合さんが以前、親御様と一緒に旅行で訪れた思い出の神社である鶴岡八幡宮でのお式に始まり笑顔溢れる和やかな祝宴となった。
萬屋本店を貸し切りにできる平日に
暖簾をくぐったとき、築90年を超える建物が醸し出す大正浪漫の雰囲気に魅了された。「この一目惚れした空間に大切なゲストを招き、もてなしをしたい。そして萬屋本店の伝統工法で建築された建物の細部に至るまでを余すことなく満喫してほしい。」と考えられた二人。結婚式の挙式日をゆったりと自由に過ごせる平日に決め、百合さんのご親族が北海道からお越し頂くのに無理のない時間に設定。
二人が惚れ込んだ土間の空間を受付とし、待合室へ続く階段のフォトフレームには久嚴さんと百合さんの写真を。ウェルカムボードは全部で8種類。それぞれの設置場所やお花のイメージや細部まで一つ一つ丁寧にこだわり尽くし、一軒家の我が家へゲストを招き、寛げる空間に。
二人にとっての鎌倉【長谷】
久嚴さん百合さんの大好きは場所である鎌倉。前撮りは、鎌倉が一番華やぐ紫陽花の季節に。撮影当日、長谷の沿道から「おめでとう!」の声をたくさんかけてもらい、あたたかい人々に更に二人の大好きな街になったという。
打合せの度に長谷の街を歩き様々な場所を巡り、鎌倉の紹介を二人自ら行ったオープニング映像には、前撮りで撮影した二人のたくさんの笑顔とパーティーをこんな風に楽しんで欲しい。というメッセージを込めた映像として紹介。
披露宴 開宴
当初、花嫁からの手紙はやらない。と決めていたものの、ご準備が進む中、人生の節目として百合さんのご両親への想いをちゃんと伝えようと、入場前に司会者から朗読するスタイルに変更。一人娘で大切に育ててもらった感謝の想いは、二人の祝いに集まるゲストの心にしっかりと届けられた。
そうして、色艶やかな色打掛と番傘をさし、豪華絢爛に入場する姿は、 楽しむことが大好きな久嚴さんと百合さんらしい「あっと驚かせたい!楽しんで欲しい!」という願いが叶うサプライズ感ある華やかな入場となった。
とにかく自由に楽しむ
夕暮れ時、百合さんが一目惚れして決めたシルバーとゴールドの風合いが美しいドレスで再入場。「美味しいお料理でもてなしたい」という二人らしく、お料理には鎌倉らしい食材であるしらすと、百合さん出身の北海道産のじゃがいもを取り入れたお料理を。大切な方々と祝杯を酌み交わせるよう、歓談を多くとった時間組みは、二人が披露宴会場を出て結乃日で友人と写真を楽しんだりと、笑顔があふれる時間となった。
コーディネート
厳粛な神前式には、お肌の色が白く美しい百合さんにこそ似合うこふきの上品な白無垢。披露宴で着た印象的な色打掛は「まだ残暑がある中、お越しいただくゲストのために爽やかで見て楽しんで頂ける打掛にしたい」という想いがあり、打掛の中でもめずらしい色味をセレクト。友禅特有の色艶やかさと、華やかに魅せるため金の箔と艶やかな本漆を施すことで、より一層華やかな打掛に。
ウエディングドレスは、大胆なジャガードオーガンジーに、シルバーとゴールドを組み合わせたもの。デザイナーはケビン・マスカット。彼が作るドレスはダンサーの衣装を参考に、動きやすさや着心地の良さを追求。ミニマルでありながらも絶妙なフェミニンさを演出した印象的なドレスに仕上がっています。ブーケはボルドーのグラデーションでシンプルに仕上げたものをセレクト。こだわった会場装飾は、アンティーク調の色味と艶やかさを感じるベージュ~ボルドーのグラデーションの中に、色打掛のブルー系をほんのりのせた秋色に。
撮影
結婚式をきっかけに、人生の節目と向き合うことを知った二人。写真に刻まれた一つ一つのシーンは、人生の節目をいつまでも色褪せないものにしたいと願って。
その後の歩み
担当プランナーの結婚式に参列
結婚式で出会った大切な人たちとの再会