「成長した姿を披露すること」
それが私たちの感謝の形
大塚様
2016年8月 / 66名様
萬屋本店
祝言・和装洋装披露宴
結婚式の背景
「女手一つで育ててくれた母と、家族同然の祖父母やご親族への感謝」 をしっかり伝えたいと拓さん「大切に手をかけて育ててくれたから、一番綺麗な姿を両親に見せたい。 」 と願い、準備を進めてきた早貴さん。二人の結婚式をする意義は 「立派に成長した姿をきちんと披露し、感謝を伝えること」でした。
当初、挙式は神前式を考えてらっしゃいましたが、二人の結婚式の意義と、人生の節目を向かえるのが結婚式であることを考え、感謝の気持ちを姿勢で伝えられる祝言を選ばれました。
日本古来の結婚式【祝言】
一つ一つの所作やふるまいに感謝の想いを込め あえて多くを語らない。その厳かさこそが二人が表現したかった祝言というカタチ。
娘を嫁がせる父と母の想いを込めた【はこせこの儀】
一礼に込めた感謝の想い【三礼の儀】
結婚という人生の節目は、一同に集まった方々の心に強く刻まれる祝言となりました。
俥夫の先導
俥夫の先導は、親族が先導役として婚儀の際に提灯を持ち新郎新婦を先導していたことに由来します。
「古都 鎌倉 歴史深きこの場所で 契りを交わすお二人の 両家の絆と皆への感謝共に歩む 夫婦の花道 御新郎 御新婦 御成」
会場中に響き渡る婚礼口上に込めた決意と想いは夫婦となる二人の入場に相応しい圧巻の開宴。
披露宴
「姉弟晴れ姿で肩を並べ、皆様にご挨拶をすること」そこには、幼い頃から大切に育ててくれた両親・祖父母・親戚の方々に立派に成長した姿を見せ、何よりの感謝を伝えたかったから。
披露宴前半は、二人自らがゲスト紹介をしながら日頃の感謝と尊敬の気持ちを伝える時間とし、後半のデザートは拓さん早貴さん自らが、アフタヌーンティーを届けることで和やかなサービスタイムに。ラストは、それぞれ二人がこれまでの感謝の気持ちを込めた手紙を読み、母からの謝辞では、これまでの母の想いを感じ、二人と家族・ゲストがお互いを想う気持ちで心が熱くなるお開きとなりました。
第二のふるさと
「改めて結婚式の打ち合わせで通ったこの長谷の街並みを残したい。この土地が私たちの思い出の場所なんです。」と笑顔で話をしてくれた二人。
披露宴後、長谷の街を改めて歩き、撮影を行った時間は、改めて披露宴のひと時を振り返り、お互いの気持ちを見つめ合う何よりの幸せな時間に。
コーディネート
コーディネートのポイントは紫。お互いの性格や第一印象が正反対だと話していた二人。紫色は、正反対に位置する赤色と青色が合わさった色味。見る方によっては意味合いも異なる色。お互いがお互いであっていい、そして家族となる結婚式だからこそ、それぞれの色を二人の個性と見立て、それを併せ持った紫をテーマカラーとしてセレクト。黒引き振袖の半襟には、藤の和柄が刺繍された半襟をポイントに。ウェルカムボードや会場装花・拓さんの小物アイテムにも、ちりばめられた紫のグラデーションが上品でクラシカルな印象。
早貴さんのウェディングドレスは、手刺繍で施されたレースとビーズがとても繊細で、シルエットが美しくエレガントな印象を与えてくれるマーメイドラインのドレスをセレクト。自然のままの姿を生かし、たっぷりと使ったラベンダーのブーケも優しい風合いが創り上げるアンティークな大人のスタイリング。
撮影
早貴さんの花嫁衣装である黒の引き振袖に込められた「あなた以外の色には染まりません」という想い。黒の引き振袖は大正から昭和初期にかけて行われていた代表的な婚礼衣裳。婚礼衣装に身を包んだその姿は、200年の萬屋本店の歴史を感じさせる風格。
その後の歩み
お子様の節目の日~お食い初め~
家族と過ごす初めての日