代表宮腰による社内向けブランディング勉強会を開催しました

代表宮腰による社内向けブランディング勉強会を開催しました

皆さん、こんにちは。
コンシェルジュの千葉でございます。

先日、弊社の代表である宮腰による
萬屋本店のブランディングについての勉強会を開催いたしました。
せっかくの機会でしたので、萬屋本店のコンシェルジュだけではなく
オーセンティックの衣装コーディネーターの皆様にも参加いただきましたが
私も初めて耳にすることもたくさんあり、大変貴重な時間となりました。
本日は、その一部をご紹介させていただきます。

【色について】
宮腰が一番初めに話されたことが「色について」でした。
事前に参加者から質問を募っていたのですが、そのような質問はありませんでした。
しかし、宮腰の考えるブランディングに欠かせないものが、ここにあると後から気付くこととなります。

その日の宮腰は白のシルクのシャツを着ていたのですが
実はそこにも意味がありました。
白は、光を最も反射する明るい色であり、表情を引き立てる役割があるそうです。
清潔感があり、相手に好印象を与える効果の色でもあることから、
プレゼンや勝負の時、また大事な案件の立ち合いの際には白を着ることを意識されており
萬屋本店が半期に一度開催しているデパートメントストアの際にも
スタッフが全員白を着ているのも、実はそんな理由からだということを知りました。

そう考えた時に、白無垢やウェディングドレスが白い理由も
世界共通の女性の覚悟や勝負の気持ちの現れなのだと気付くこととなりました。

何故、その話から始まったかと言いますと
身に着けているもので、相手に与える印象が変わるということから
私たちスタッフの装いや身だしなみが、お客様に与える印象に強い影響を与えるということでした。
私たちの生活の中には様々な情報が存在しますが、8割以上を視覚から得ているそうです。
萬屋本店のスタッフの行動指針の中には「自分が商品になっているか?」という言葉があるのですが
ブランディングにおいて、式場の雰囲気づくりやご紹介するアイテムにブランド力があるわけでなく
第一に、それを扱う人が本当の商品であり、ブランドなのだということが
強く胸に響いた言葉となりました。

【ブランディングとは】
そんな話から、宮腰の考えるブランディングとはどのようなものかという話に続きます。
それは「未完成だからこそ神秘性があり、正解がなく、手が届きそうで届かない、
そこに憧れが生まれることで、興味がそそられ、それは普遍的なもの」
例えば萬屋本店の場合でしたら
「懐かしさがあるのに、非日常感が潜んでいること
いつかこんな場所に住みたいなと思っても、住むことのできない場所」
そんな言葉がパッと私の頭に浮かびました。

それを総じて「色気がある」と、宮腰は言います。
憧れの人に対して、声をかけたいのにかけられないような、
そこに感情が高ぶられ、より深く相手を知りたいと思うようなもの。
そのための効果として、あえて影になるような暗さを
会場の中に用いたりもしているのだと教わりました。

萬屋本店の立ち上げ秘話を以前にブログで紹介しておりますので
こちらも是非ご覧くださいませ。

●萬屋本店立ち上げ秘話はこちら

【職人の技術】
先日、着物の買い付けに行った際のエピソードにも
そのブランディング通ずる話がございました。
絞りの職人さんに話を伺た際に
今から作成をスタートして1着の着物として出来上がるまで一年かかるのだそうです。

衣裳そのものの価値だけではなく、作り手の思いや技術を考えた時、
全て手作業で作られるお着物には、その時の気温や湿度、職人の心情など、
ほんの少しの違いで生み出せない唯一無二の儚さがある。
作り手の方にはその人の人生があるからこそ、その想いに共感してくださった人に着ていただきたい。
そんな話を聞かせてもらいました。

【コンシェルジュとして】
そのような作り手の思いや、選ばれた背景を知ること。
またそれをお客様ご紹介するにあたって
「なぜ貴方に来て欲しいと思うのか、必要だと思うのか」を
私たちがどれだけ伝えられていたかと思うと
まだまだ、お伝えしきれていなことがあると感じました。

大変ありがたいことに、このような世の中でも
萬屋本店がご提供するブランドに興味をお持ちいただき
たくさんの方々に、ここで結婚式を挙げたいとのご指示をいただいていおります。
そのお気持ちに最大限応えられるように
私たちコンシェルジュが一番の商品で在れるように
自分自身を磨いてまいりたいと思います。

お衣裳の買い付けの話など、まだまだお伝えしたいことがたくさんあるのですが
まだ世の中には発表していない衣装などもございますので
またの機会を楽しみにしていただけたらと思います。

 

 

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