【萬屋本店オリジナル色打掛】新作のご紹介
皆様、こんにちは。
萬屋本店早野でございます。
本日は前回に続きまして、新作の萬屋本店の
オリジナル色打掛をご紹介させていただきます。
<オリジナル色打掛:雲取りに鶴>
今回このオリジナルの色打掛を作成してもらったのが、
京手描友禅着物の製造会社『富宏染工』。
この会社の代表でもある藤井寛氏は
皇室に和服を献上している日本を代表する着物作家です。
藤井氏の特徴は、衣裳の考案から染めの仕上げまで
15 前後に分かれた京手描友禅の工程を全て統括する染匠です。
中でも作家藤井寛氏の作品は、優美で華やかなグラデーションと、
一貫した手仕事が京都の伝統を1枚の絵のような美しさで
現代に受け継いでいる他にはない唯一無二のお着物です。
今回、図案からオリジナルで作成をお願いしたため、
下絵から書き進めて頂き完成した作品は、
企画発案から打合せ~下絵~色染め~金彩加工~仕立てと、
約 8~9 ヶ月ほど完成に時間を要しました。
<図案・下絵>
富宏染工を象徴する「雲取り」の柄を主に、
羽ばたく姿が美しい鶴を配置したデザインで作ってもらいました。
<下絵を生地に描き起こしたもの>
雲取りの中には、菱やたてわくなど数種類の柄が施され、
全体の柄行が華やかな印象でご結婚式にはぴったりです。
白地に、昔ながらの朱赤・赤・抹茶色などが鮮やかに染め上がり、
裏地は対象的な落ち着いた色味にすることで
絶妙な色味のバランスを作り上げています。
京友禅は通常筆を使用するところ、
刷毛を使用して繊維の奥まで色を届けることができます。
そのため、発色の良い色合いが特徴となり、コクのある色が表現できます。
京友禅は、全行程が本来なら分業制で、
行程によっては外注を行うところが多い現代ですが、
藤井氏は自社の工房を構えており、全ての行程をおこなっています。
藤井氏は、伝統を守り伝えていきたいからという想いから、
全行程の職人に高度な技術を身に着けるよう指導しています。
一色ごとに挿して蒸しての繰り返しという通常の行程によって
起こる色の変化を避けるため、一度に塗り分けていくこだわりの作業で、
色が定着する前に他の色を挿していくため、高度な作業が必要となります。
職人が丹精込めた手仕事で、着物を単なる装い型としてだけでなく、
着物を愛するひとの心と技を感じていただきたい、
そして四季の移ろいに心動かす細やかさ、喜びや遊び心を
洒落で表現するしなやかさといった京都ならではの完成と美意識を
このオリジナルの色打掛をお召しいただくことで
萬屋本店の新婦様には実感していただけたらと思います。
まずはお衣装合わせの際のご試着から
お気軽にお尋ね、ご相談いただけたらと思います。
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