人生の節目をお着物で迎えるということ
おはようございます。萬屋本店の大塚です。
今日は3月3日雛祭りですね。
雛祭りの歴史は深く、平安時代の頃には女の子の遊びとして雛祭りが行われていたそうです。
家に女の子が産まれると、誕生と成長を祝い煌びやかなお着物を着たお雛様をプレゼントし初節句をする。
3歳のお祝いには、かわいらしい被布とお着物を着て
7歳には筥迫を持ち、大人と同じようなお着物を着てお祝いをする
20歳の成人式には、振袖を着て成人としてお祝いをする。
こうして、日本では人生の節目節目に
親御様の成長を願う気持ちがこもったお着物を着て、お祝いをする。ということが
日本ならではの風習であり、想いなんだと思います。
そして、大切な人生の節目として
お選びになる 花嫁衣裳。こうして思うと、花嫁衣装にお着物を選ぶということは
必然であり、華やかな花嫁衣装に身を包んだ姿を親御様にお披露目することは
大切に育ててくれた感謝を伝える一つの表現のように感じます。
花嫁衣裳一つ一つのお着物の柄に想いがあり、細部までこだわり抜いたそのストーリーを感じて頂き
萬屋本店では花嫁様が運命の一着をお選び頂いております。
【白無垢】
最も格式の高い正礼装。「嫁ぎ先のどんな家風にも染まります」という意味を持つとも言われます。
武家社会の婚礼の流れをくんだ、古式ゆかしいスタイル。
赤ふき白無垢もまた、華やかな印象です。
赤ふきの赤の意味は、元来より赤は鳥居の色でもあり、紅白でおめでたい色とされています。
【色打掛】
白無垢と同格の正礼装です。色どりの美しさだけでなく、
縁起ものの柄を選ぶのも楽しみのひとつですね。
青の色打掛は澄み渡る空と海の色で「高潔」「純潔」を表す色です。
鮮やかな水色のお色に、大胆な朱赤の刺繍がとても華やかでご新婦様の可愛らしさも引き立てるお着物。
色打掛の柄で代表的なものが
「牡丹・鶴・梅・菊」であり、それぞれに意味が込められています。
【鶴の柄】
”鶴は千年亀は万年”ということわざを聞いたことがある方は多いと思います。
これは中国の不老不死の仙人が、鶴と亀をしもべとしていたことから生まれたことわざです。
このことから「長寿」の縁起物として鶴は描かれています。
着物では同じく長寿を示す「松」と一緒に描かれていることも多いです。
私たちがこだわり抜きご紹介している婚礼衣装は
創業120年の呉服店からスタートしている衣装ショップであり、和装の目利きが徹底し、
吉祥文様や鶴、熨斗、御所車など、一つ一つの柄にきちんと意味があるものをセレクトしています。
また、取り扱うのは合成繊維のものではなく、本来の着物が織られている絹のみ。
全国の展示会に行っても、このような希望が叶う着物は数百点に1点あるかどうか。
その中からセレクトした後、萬屋本店に合わせた衣装になるよう、職人さんに生地の色や、柄などをリクエストし、そこから半年以上かけて1着の着物が完成致します。
小物でアレンジし大正ロマンを表現するコーディネートも素敵で
小物も展示会だと決まった柄や色しかないため、オリジナルで仕立てたり、
アンティークの振袖を京都で小物に仕立て直しをしたりなど、小物一つにもこだわることを大切にしています。
是非、花嫁様の個性と萬屋本店の空間コンセプトがマッチした、運命の一着に出会っていただければ幸いです。
萬屋本店を全館貸切にした月に一度のBIGフェア。
和装人前式の祝言(しゅうげん)の模擬挙式の他、全館を本番の披露宴さながらにコーディネート。
こだわり衣装の展示など、絶対おすすめしたいブライダルフェアです。
萬屋本店 1周年感謝祭 5月2日(火)~5月6日(土)
日頃の感謝を込めて、普段中々お見せできない館内の無料ご案内ツアーや、期間限定メニューをご用意。
【LUNCH】 1部11:00~13:00 2部13:15~15:15 ※2時間制
サラダや前菜、スープなど20種類以上のメニューを食べ放題でご用意しています。
【CAFÉ】 15:30~17:30(5/2のみ17:00までのご案内となります)
萬屋本店の人気デザートが復刻。他にもシェフ特製スイーツを食べ放題にてご用意いたします。
【DINNER】 18:00~22:00(5/2は貸切ご予約の為ディナー営業はお休みとなります)
通常8,600円でご用意しているディナーコースを、1周年の感謝を込めて6,000円でご用意いたします。