
大切な皆様と心通わせる時間
高橋様
2025年6月 / 54名様
萬屋本店
祝言・和装洋装披露宴
結婚式の背景
おふたりの出会いは中学時代。新郎様の8年にわたる片思いを経て、大学時代に交際が始まりました。
社会人となり4年の同棲期間を経て迎えた結婚式。
常に明るく笑顔で過ごされてきた新婦家のご両親への深い感謝。家族の愛を思うと自然と涙があふれる新婦様。そして、新郎様もテニスや勉学を支えてくれた家族や友人たちに想いを届けたいという強い気持ちを胸に、この日を迎えられました。
挨拶の儀
おふたりにとって“挨拶の儀”は、感謝を言葉にできる貴重な時間となりました。
新郎 圭介さんは、これまで両親に感謝を伝える機会がなかったと語りながら、椅子に座った瞬間、涙が溢れ出しました。「挨拶の儀があったからこそ、飾らずに感謝を伝えられた」とお話しくださり、ご両親との絆が改めて深まった時間となりました。
新婦 里奈さんは、当日を想像するだけで涙を浮かべていたほどの想いを胸に、恥ずかしがり屋なご家族と“ありがとう”を伝え合いました。お父様とお母様からはサプライズでハンコの贈り物が。あたたかい涙と笑顔に包まれた、特別な時間でした。

祝言
チャペルで結婚式を挙げるのが一般的になりつつある今、日本人だからこそ、日本の伝統的な形で式をあげたいという想いを持たれていたおふたり。
祝言という日本の結婚式の原点である形で節目の日を迎えられました。
日頃胸の内にある感謝の想いを言葉にして皆様にお伝えする、温かく感動的な時間となりました。

披露宴
披露宴は、大切な皆様と近い距離でアットホームな雰囲気で過ごせるよう、演出は盛り込まずにゲスト紹介と歓談を中心にした時間に。
『大切な人達が一堂に会する、夢のような日でした。中学、高校、大学の友人の懐かしい声に振り向くと当時と変わらない雰囲気が各卓に確かに存在していて、一日で今までの人生を五感を持って振り返れたことにとても感動しました。』と振り返る新郎様。
テーブル同士の距離が近いからこそ、大切な友人達や家族の様々な表情を見ることができ、心が通い合う一生の思い出に。

おばあちゃんと中座
披露宴は皆様との距離感近く、アットホームな雰囲気で。
中座では、新婦様が大好きなおばあ様お二人とご一緒に歩かれました。少し恥ずかしそうに、でも嬉しそうに手を取り合いながら歩くお姿に、会場中が笑顔に包まれました。
その瞬間、里奈さんの胸には“この光景を一生忘れない”という思いがこみ上げたそうです。世代を超えて紡がれる愛情と絆が感じられる、温かく感動的な時間でした。

お父様と再入場
再入場は、お父様の好きな音楽と共に。カーテンが開く前に「ここで流れるのかぁ」と感極まったお父様の横で、涙をこらえる新婦様。照れくさそうに、それでも誇らしげに花嫁を見つめるお父様の姿が印象的でした。
嬉し恥ずかしそうな表情の中で新郎様へと手が渡され、会場全体があたたかい拍手に包まれました。家族の想いがまっすぐに伝わる、美しい時間となりました。

コーディネート
お洒落で感性豊かなおふたりらしく、衣装や小物にもこだわりが光りました。
白無垢は束ね熨斗柄。
ご縁を重ねて歩んでこられた人生を象徴し、引き振袖を重ねて彩りある姿に。帯や筥迫、懐剣はオレンジや深緑で個性を添え、衿は白菊柄で上品にまとめました。
ドレスは萬屋本店オリジナルの「アンティーク」。ここでしか着られない特別な一着を選ばれました。
新郎様はブラックのダブルタキシードにカーキシャツ、テラコッタの差し色を効かせ、品よく“自分らしさ”を表現。婚約バングルと結婚指輪は長谷で制作し、この地への想いを深く刻まれました。




