
30年分の感謝を皆様へ
伊藤様
2025年8月 / 79名様名様
萬屋本店
祝言・和装洋装披露宴
30年分の感謝を皆様へ
【結婚式の背景】
9年の歳月を共に歩まれたおふたり。釣りやゴルフ、サッカー観戦など、共通の趣味を通じて絆を深め、大学卒業旅行で訪れたハワイの思い出は今も心に残ります。
俳優業をされる新婦様が「この人じゃないと私を取り扱えない」と語るほど、信頼と愛情に満ちた関係。入籍前から新郎のお母様が式場を探してくださり、偶然出会ったのが萬屋本店でした。
「親孝行をしたい」という想いから始まった結婚式の準備。多くの方に支えられた日々を振り返り、30年分の感謝を届ける節目の一日。夫婦としての新たな一歩を鎌倉の地で刻まれました。
結婚式のテーマは「感恩結縁(かんおんけつえん)」
恩に感謝し、その感謝をご縁として結び、巡らせていく——そんな想いを込めた一日。
これまで出会い、支えてくださった方々への恩を胸に、これから先はその恩を返し、つないでいく夫婦でありたい。おふたりの姿勢には、まっすぐな誠実さと温かさがありました。節目の日を迎えるにあたり、互いへの信頼と感謝を言葉に変え、ご縁の輪が静かに広がっていくような、心澄む時間に。鎌倉の空の下、愛と感謝が美しく巡る一日となりました。
挨拶の儀
普段は照れくさくて伝えられなかった感謝を、言葉に乗せて届けたおふたり。
新郎 翼さんは、挨拶の儀では涙が溢れ、言葉が詰まってしまいましたが、お父様から「幸せになってくれたらそれで、それ以外は何も望まない。自分たちなりの幸せが見つかればそれでいい」というお言葉をかけてくださいました。
新婦 菜々恵さんはずっと伝えたかったお気持ちを挨拶の儀を通して伝えることが出来ました。
「30年間育ててくれてありがとうございます。お母さんがいたから夢を追うことができたし、好きなことをたくさんやらせていただきました。お母さんの娘で良かった」
「親孝行できるように頑張ります」
お母様から「楽しみにしています」という言葉が交わされ、「任せて!」とグーポーズで挨拶の儀は結び、挙式へと向かいました。

祝言・三礼の儀
祝言の入場でお母様に手を引かれて歩いているとふと幼い頃の記憶が蘇り、胸が熱くなった状態で翼さんの前まで進んで行きました。
三礼の儀では、日頃涙する場面を見たことがない新郎お父様が涙ぐむ姿を見て、新郎様も思わずもらい泣き。
おふたりのテーマだった【30年分の感謝を皆様へ】を、緊張感のある厳かな雰囲気の中で伝えきることができ、人生の節目をしっかりと作ることができた、そんな温かく感動的な時間となりました。

披露宴
祝言のあたたかな余韻に包まれた披露宴。
新婦様の中座ではエスコート役のお兄様に会場全体でサプライズを。お兄様がご結婚式の際に踊られた曲を皆様と一緒に踊り、中座をしていただきました。
新郎様はお母様と再入場し、ジャケットセレモニーを。高校の卒業式で流れた「威風堂々」の音色とともに、涙を浮かべ「おめでとう」と伝えるお母様の姿に胸が熱くなりました。
そして新郎お父様のエスコートによる新婦様の再入場。このシーンを心待ちにされていた新婦菜々恵さん。
「自分たちの幸せの形を見つけてください」というお父様からの言葉とともに、満面の笑顔の新郎お父様から新郎様へとエスコートのバトンが渡されました。

コーディネート
節目の日に選ばれたのは、想いを映す一着。
白無垢は「千羽鶴 相良刺繍」。鶴が生涯寄り添う姿に、夫婦円満の願いを重ねて。
色打掛は「雲取老松四季草花綴」。西陣織の豪華絢爛な文様が、笑顔あふれる新婦様にぴったりでした。小物にはあえて青を差し色に取り入れ、凛とした個性を演出。
ドレスはROSA CLARAの総レースロングスリーブ。袖を通した瞬間に「これしかない」と感じた運命の一着。
永遠、繋がるという意味を込めたガーランドをブーケ代わりとして合わせました。



