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幸せの証

森様

2021年10月 / 53名様
萬屋本店
祝言・和装洋装披露宴

結婚式の背景

誠実でまっすぐな人柄の健輔さん。穏やかさと芯の強さをお持ちの絵美さん。おふたりにとっての結婚式は「これまで自分たちを支えてきてくれた大切な皆様に、自分たちの〈幸せな姿〉をご覧いただくことで、これまでかけていただいた沢山の愛情への恩返しをしたい。これから夫婦として歩むふたりの決意の場にしたい。」という強い想いをもっていたおふたり。

その背景には、どんな時も「一番の幸せ」を願い続けてくれたご両親へ、今まで伝えることができなかった想いをしっかりと伝えたい。順風満帆な時ばかりではなかったからこそ気づくことができた幸せや、支えてくれた方々の存在があって「幸せな今」があることへの深い感謝がありました。

この想いをカタチにするため、おふたりへお贈りしたテーマは『幸せの証』。【証】には、人から受けた恵を人に与えるという意味があります。今までの人生を歩んできたからこそ感じられる幸せの証が、これから先の人生の糧になるように。そんな想いを込めて。
結婚式を通して初めて知ることのできた家族の深い愛情と、大切な方々との笑顔は、これから家族として歩む「幸せの証」となった節目の日。

挨拶の儀

「長女である姉の姿を見て、弟や妹は育つから」と父からの期待をどこかプレッシャーに感じていた絵美さん。その気持ちに素直になれないまま上京。離れて暮らすことで改めて気づいた両親の深い愛情に、しっかり恩返しがしたいと迎えた挨拶の儀。花嫁衣裳を身に纏い「健輔さんと出会い幸せに過ごせたのも、お父さんお母さんのおかげです。結婚します。この人と歩んでいきます。」素直な気持ちをようやく伝えることができた親子水入らずの時間。

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祝言

入場時の引き渡しの儀の際、新婦父から「頼みます」の言葉と「任せてください」と交わされた強い握手。そこには、大切な娘を送り出すお父様の想いがありました。夫婦になる覚悟を強く持ち、迎えた祝言。
過去・現在・未来とどの時代もふたりを助け支えてくれた皆様を前に、交わした三婚の儀。今までの人生があって迎えることができた今日という日への感謝と夫婦としての決意がより一層深くなった時間。

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披露宴

ご参列してくださる方々との出会いがあって、胸を張って幸せだと言える今がある。その感謝を伝えたい。と迎えた披露宴。ウェルカムスピーチではひとりひとりと目を合わせ「やっと会え、伝えることができます」と話されました。聴き入るようにふたりに向けられたゲストの気持ちが合わさり一体感ある開宴に。お互いの大切な人が夫婦にとっての大切な人となるようゆっくりと過ごしたあたたかな時間。

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家族からの手紙

「結婚式だからこそ伝えられる想いがあるのでは。」と健輔さんの機転により実現した絵美さんのお父様からのお手紙。
「絵美は、逢瀬川の桜並木が葉桜に変わる美しい6月に産まれました。あの瞬間、大きな産声に天にも昇る気持ち抑えることができませんでした。」と綴られた手紙には、産まれた日のこと、転校で淋しい想いをさせてしまったこと、結婚式を迎え、父としてこれからも応援する気持ち。はじめて知る沢山の愛情がありました。
後日、絵美さんの弟さんからお手紙が届いたそうです。そこには、「お姉ちゃんの結婚式を見てその姿に感動したこと。結婚式を通じて自分も大きな勇気をもらい頑張ろうと思えた」と書かれていたそうです。
結婚式で過ごした時間が、おふたりだけでなく、ご家族にとってもこれからの人生をより強くしてくれるキッカケになれたことを、とても嬉しく思います。

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コーディネート

留学の経験から「結婚式では日本らしい和装を着たい。本来の姿や本質を大切にしたい。」という想いで衣装を選ばれた絵美さん。浮織の技法を用いて織られた伝統ある唐織の白無垢と、美しい文金高島田には嫁ぐ覚悟を表現。
一目惚れした総絞りの引き振袖は、紫陽花を連想させる淡い色を一つ一つ丁寧に職人が染めあげたお着物。絵美さんにとって、生まれた6月の季節から連想させる「紫陽花」は、この鎌倉という場所で自分らしさを表現することができる一つのポイントとして選ばれました。洋髪に白の紫陽花を合わせ上品で柔らかな雰囲気に。
ミカドシルクのウェディングドレスは、オフショルダーのすっきりとしたデザインにクラシカルなヘアスタイルを合わせて。
お着物の色合いと雰囲気を際立たせるように、蘭にこだわり上品に仕上げた会場装飾。「永遠」という花言葉を持つブルーファンタジアをポイントに。

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撮影

おふたりが結婚式の日を振り返ったとき、大切な人のたくさんの笑顔から楽しい会話や雰囲気が写真から想い浮かぶように。
嬉しさや感動、その瞬間の幸せな気持ちが思い返せるような写真になるようにと、その一瞬、一瞬に思いをよせて、同じ気持ちで過ごすことを大切にするカメラマンを指名。
たくさんの幸せな思い出が残り続ける「幸せの証」となる景色。

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おふたりからのご感想

おふたりからのご感想

感動したこと娘からみて、厳しい父であったという思いから、これまで父とはなかなか心を開いて話す機会がありませんでした。しかし新郎の事前の機転により、スケジュールにはないサプライズとして、父が娘への手紙を読み上げてくれました。桜並木の木々が美しい葉桜に変わる六月に生まれたということ、転校が嫌で半日泣いていたこと、故郷の福島が東日本大震災で大変な中、父は家族が心配でたまらないながらも、警察官として家を留守にしている間、弟妹の面倒をみた時の感謝の言葉など、今まで聞いたことがない父の思いを聞くことができ、私には一生の大切な思い出となりました。

印象に残っているシーン式場での新婦父と新郎の握手の場面で、握った新婦父の手の力がとても強く、その際「頼みます。」という突如の言葉に、咄嗟に「任せてください」と返答したのをよく覚えています。祝言の中の三献の儀というお酒を酌み交わす所作では、その静けさにややプレッシャーをも感じ、両家の両親や親族だけでなく、参列者の方々全員までが誓いの立会人かのような厳かな雰囲気でした。当時の義父の握った手の強さ、参列した方々の前で誓ったことは忘れられない思い出であり、美しい白無垢と紋付袴で日本人らしい時間を過ごせてとてもよかったと思っています。

萬屋本店へのメッセージ“結婚式は一つの通過点で、大切なことは永くより良い夫婦生活を続けること”最初にそう言ってくださった早野さんの言葉は、私達夫婦の思いと同じであり、萬屋本店さんに惹かれるきっかけでした。振り返って思うことは、たった一日のその日を迎えるために多くの方々がプロフェッショナルに努めてくださったということです。プランナーの三澤さんやスタッフ、司会者、カメラマン、シェフ、ヘアメイク、着付け担当全ての方が全力を尽くしてくださり、もてなしてくださいました。とても感謝していますし、末永くお付き合いさせていただきたいと思っています。

メイキングスタッフ

司会 株式会社FEM 長谷川文愛

司会 

株式会社FEM 長谷部 文愛

まっすぐに私を見てずっと笑顔でお話をしてくださる健輔さんと、その横でたおやかな微笑みを浮かべ、言葉は少ないけれど意思を感じる瞳をもつ絵美さん。お打合せの中で教えていただいたおふたりの人生は、多くの方々のサポートで花開き、そのことに感謝をすることで、さらに一歩また一歩と前進をしているようなイメージでした。ご結婚式当日、ご来館してから控室でも披露宴会場でも、その原稿ばかりをご覧になっていたお父様。そのたたずまいは、娘を想う父親そのものでした。なんだか涙が出そうな気持ちになったことを覚えています。ご披露宴ではゲストの皆様がおおいに笑い、楽しみ、歓談の時間を自由に過ごすという「大人の結婚式」。「幸せの証」というテーマは、おふたりが幸せなのは、大切なゲストの皆様がいてくれたから。これからもきっと幸せなのは、大切なゲストの皆様がいれくれるから。そんな愛にあふれたメッセージをいただいた結婚式でした。

ポジションポジション 名前名前名前

担当プランナー

三澤哉太

「萬屋本店さんが大切にしている思いや哲学を、自分たちにとって大切な人にお伝えしたい」と力強くお話してくださった健輔さんと絵美さん。その想いを胸に、お二人の人生の一番の応援団としてプランニングさせていただきました。
お打合せでは今までの人生のルーツを辿り、一つ一つの出来事やその時の気持ち、意味合いを大切にし「結婚式が夫婦として歩むこれからの人生をより豊かにしてくれる節目」となるようご提案させていただきました。
ご結婚式当日、健輔さんがまっすぐに感謝を言葉にしてお伝えされている姿。お父様との向き合い方に対して「これではだめだ」とわかっていながらも素直になれなかった絵美さんが、勇気を持ってお父様に感謝を伝えることができた挨拶の儀。そして、お父様の心からの想いと愛情を知ることができたサプライズのお手紙。
お二人の人生に結婚式があったからこそ、今までの全てがあって今の幸せがあることへの感謝を感じることができ、これからどんなことがあっても二人を支えてくれる「幸せの証」となったことを信じています。
おふたりの大切な節目を萬屋本店で迎えて下さり本当にありがとうございました。これからも末永いお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。

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