嫁ぐ日を見守っていただく一日
金子様
2017年2月 / 57名様
萬屋本店
祝言・和装洋装披露宴
結婚式の背景
二人が結婚式で大切にしたかったこと。それは「こんな衣装を着たい。こんな装飾をしたい。」という事以上に「私たちの為に、来てくれるゲストや両親が喜んでくれる結婚式をしたい。」というシンプルな想い。田舎のおばあちゃん家に帰ったような懐かしく、居心地のよい場所で大切なゲストをお招きし、もてなしをする。そして、夫婦として歩んでいくと覚悟を持った節目の日に。
嫁ぐ
花嫁衣裳を身に纏い、両親へ感謝の想いを伝える挨拶の儀。多くを語らずとも、その特別な空気感に胸が熱くなり「嫁ぐ」という自覚が宿った節目の時間。
誓いの場 結乃日【祝言】
お母様に手を引かれた入場。あんなに大きな存在だった母がいつの間にか肩を並べて歩けることに気づく。今日の日まで大切に育ててもらった感謝と、これからも元気でいて欲しい。そんな想いが自然と湧き上がってくる。
厳かに誓いを立てる。その厳粛な雰囲気は参列頂いた方々の心に贈られ、二人の夫婦としての結びつきをより強くした式となった。
節目を祝う
俥夫の口上に始まり、色鮮やかな色打掛にお召替えされ艶やかな迫力ある入場。入場した瞬間の盛大な拍手と、みんなの笑顔に「ただただ嬉しい!ありがとう!」 という想いが溢れた 開宴となった。お酒好きなゲストに樽酒をふるまい、「神つく」という縁起を担ぎ、ゲストの頭を獅子舞が噛みつく演出を取り入れ、お正月に親戚一同で大いに笑い、楽しんだような和やかな時間となった。
夫婦としての覚悟
二人が信頼している方々に見届けてもらい、送り出されたからこそ夫婦としてお互いの人生を背負う覚悟と絆が生まれた祝宴。
コーディネート
二人がコーディネートの軸としたのは、萬屋本店の大正浪漫の雰囲気との調和。会場装花には日本の伝統色であり二人の好きな色の紫をポイントに。
なめらかな緞子地(どんすじ)を織り成した格調高い白無垢・匠の技が生きる一幅の絵画のように総絵羽(そうえば)で表現された最高級の色打掛。なめらかで上品な質感とボディラインに沿うシルエットが女性らしいウェディングドレスは優子さんの透明感と美しさをより際立たせるデザイン。
撮影
受け継がれてきた伝統やしきたりを繋ぎ、これからは二人で家族を作り守っていく。二人の未来を紡ぐ日。