決意と感謝
前川様
2019年1月 / 76名様
萬屋本店
祝言・和装洋装披露宴
結婚式の背景
ただの行事として自身が結婚式を挙げることに前向きでなかった貴史さん。どんな時も支え合ってきた家族に「しっかりと感謝を伝えたい」と並々ならぬ想いを持っていた彩乃さん。なにげなく訪れた萬屋本店のフェアで「ここでなら結婚式をやる意義がある」と結婚式に対するイメージが大きく変わった二人。
「結婚」「嫁ぐ」とは。「感謝」を伝えるとはどう表現すればいいのか。を考え抜いた二人の結婚式の意義は「決意表明」と「深い感謝を伝えること」でした。
嫁ぐ
長女として生まれ、幼い頃から「いつかお嫁に行き、嫁ぐ」想いを母から受け継ぎ、迎えた当日。
一歩一歩、貴史さんの後ろを歩み、嫁ぐ覚悟を強くした花嫁道中。何よりも大切にしていた「挨拶の儀」は、これまでの感謝を伝え、「私は貴史さんと一緒に歩んでいきます」と決意を伝えた大切な節目。
祝言
どんな時も手を取り支え合ってきた絆が深い両家。祝言の中で執り行われた一つ一つの儀式と司会から伝えられたその意味に、これまでの想いが込み上る。結婚する事の「覚悟」と「決意」がより深く芽生えた厳かな挙式の時間。
披露宴 前半
お仕事柄外国の文化に触れ、全国各地を旅行することが趣味であった二人。だからこそ、日本のモノで日本が古くから大切にしてきた節目や縁起を通して幸せを伝えたかった披露宴前半。俥夫の先導による入場・婚礼口上では、夫婦の決意の想いを込め、だるまケーキの目入れでは、婚儀が成熟したことを表現した和の演出。
披露宴 後半
大切な方々を招待するに際し「私たち二人が楽しく」ではなく、「両親、親戚、ゲストの方々をもてなし・楽しんでもらいたい」という強い想いがありました。
約20年間、単身赴任で家族を支えてくれたお父様へ「ウェディングドレス姿を見せたい」という想いから行ったお父様とのファーストミート。恥ずかしながらも「きれいだな」と言ってくれた言葉。ラストは、一人一人を想い選んだ器を全員で一斉に開けプレゼントをする時間に。日頃の心からの感謝を伝え笑顔が溢れた祝宴。
コーディネート
伝統ある唐織の桜柄の白無垢に黒の引き振袖を合わせた大正浪漫薫るスタイル。自毛で結う、美しい文金高島田は彩乃さんが夢見ていた憧れの花嫁姿。
「みんなが喜んでくれるものが着たい」とお母様と選んだウェディングドレスは光沢とハリ感が美しく、無駄なものを省いたシンプルなデザイン。ヘアメイクは正統派な品があるメイクに。あえてざっくりと束ねたクラッチブーケと、会場装飾に合わせたブルーのリボンがポイント。この日の為にウェイトを落とし、ブラックタキシードを着こなした貴史さん。上質なクラシカルスタイルに仕上げたコーディネート。