
【萬屋本店オリジナル衣装】時を超えて愛される、一点物の衣装が生まれるまで
こんにちは。山本です。
結婚式を彩る衣装。それは、お世話になった方々にお披露目をし、人生の新しい一歩を踏み出すお二人にとって特別な存在です。「自分に本当に合うものを選びたい」と考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、萬屋本店が自社で開発したオリジナルの衣装についてご紹介します。
萬屋本店として、流行に流される一時的なものではなく、時を超えて愛され、心に深く響く「本物」だけをお客様にお届けしたい。そんな想いで、私たち自身の手で唯一無二の衣装を生み出し、『萬屋本店に合う衣装のみをセレクトしてお客様にご提供する』ということにこだわってきました。
衣装のセレクトや開発には、代表や若手スタッフたちも関わったり、買い付けのために海外出張へ出向いたりしています。実際にお客様と接している社員が自社開発に関わることは、珍しいことです。そんな衣装たちは、時間と労力を惜しまず、細部までこだわり抜かれたものばかり。
ここにしかない着物やドレスの制作ストーリーを、ぜひご覧ください。
大切な日を彩る、和装の美
【従来の概念を覆す、総絞りの引振袖】
萬屋本店では、日本の伝統美を尊重しながら、現代の花嫁様の個性を輝かせる着物を、熟練の職人の手を借りて開発しています。
まずご紹介したいのは、萬屋本店の代名詞とも言える、総絞りの引振袖。創業70年以上の老舗「藤娘きぬたや」さんに、特別に仕立てていただいた着物です。
独自の技法によって、従来の「絞り=単色」という概念を覆す、鮮やかな色彩とグラデーションが特徴です。
白色の総絞りには、古くから女性の美しさや高貴さを意味する牡丹の花、そして人と人との絆や繋がりを意味する熨斗目柄が描かれています。清涼感と爽やかさを纏いながら、人生の節目にふさわしい一着です。

もうひとつ、日本の伝統色の「苅安色」に仕立てた、黄色の総絞りもございます。大きく描かれた雲取りの柄には、良いことや新しい出来事の兆しという意味が込められており、結婚式という特別な日をより一層引き立ててくれます。

それぞれの着物の詳細やコーディネート例は、こちらのブログにてご覧いただけます。
▶【新作引振袖のコーディネート】藤娘きぬたや 白・総絞り編
▶【新作引振袖のコーディネート】藤娘きぬたや 黄色・総絞り編
【皇室も認める技、藤井寛氏による色打掛】
そして、オリジナルの色打掛もご用意しています。皇室に和服を献上するほどの技量を持つ着物作家・藤井寛氏に、萬屋本店のために2種類の着物を手掛けていただきました。
一つ目の「雲取りに鶴」は、企画から約9ヶ月もの歳月をかけ、図案から丁寧に作られました。雲取りの中には菱や立涌といった縁起の良い柄が施され、羽ばたく鶴が美しく描かれています。

二つ目の「雲取りに花輪」は、ハレの日を引き立たせるためのおめでたい柄で、より花嫁姿を晴れやかに見せれるように意識して作られた一着です。
地の白に赤や朱など鮮やかな色を用いながら、紫や水色などがアクセントに。松、菊、梅、桜といった四季の花々も散りばめられ、それぞれが隆盛繁栄、福を招く、忍耐と笑顔、五穀豊穣といった、花嫁様の未来への願いを込めた意味を持っています。

どのような工程を経て制作されたのか、開発の裏側はぜひこちらのブログからご覧ください。
▶オリジナル衣装の開発秘話【和装】雲取りに鶴
▶オリジナル衣装のご紹介【和装 第二弾】雲取りに花輪
萬屋本店の世界観に溶け込む、唯一無二のウェディングドレス
萬屋本店が提携する衣装店は「Authentique(オーセンティック)」一店舗のみ。これは、萬屋本店の世界観に本当に合う衣装だけを厳選し、お客様に自信を持っておすすめしたいという想いがあるからです。海外ブランドの買い付けに同行し、日本人女性の体型に合わせた微調整を重ねるなど、他では出会えないオリジナルのドレスを生み出してきました。
初めてのAuthentiqueとのコラボレーションで生み出された三つのコンセプトドレス【Antique】・【Feminine】・【Innocent】は、鎖骨・手首・足首の「三つの首」を美しく見せるデザイン。日本人の体型をカバーしながら、披露宴の最中にもおもてなしに意識を最大限向けることができるような、着心地の良さを追求したドレスです。
【Antique】
大正浪漫の趣を感じさせるこのドレスには、CHANELでも使用される北イタリア製の綿100%の生地を使用。特別な技法を用いたレースをこの一着に10メートルも使用して作っています。

【Feminine】
上半身には刺繍やレースで立体感を出しながら、女性の細い足首を見せるカッティングと幾重に重なるチュールにより、愛らしさが際立つ一着。

【Innocent】
「無垢、無邪気、純粋」を意味するこのドレスには、レースも生地も全て日本製の物を使用。ミモレ丈ならではの軽やかさが、まるで天真爛漫な花嫁さまを象徴するかのように、見る人の心を惹きつけます。

そして、2023年には新たな4種類のオリジナルのウェディングドレスが誕生しました。Authentiqueのデザイナーと弊社代表、そしてプランナーが意見を出し合い、生地選びや刺繍の位置など、細部までこだわり抜いて製作したものです。
【Oriental】
パリの生地展示会で「萬屋本店に合う」と見つけられた、手縫いの刺繍が施されたシルクサテンのドレス。ウェディングドレスでは珍しい手刺繍の生地を、日本人の体型が一番美しく見えるハートカットの胸元に合わせるなど、何度も調整を重ねて完成しました。

【Oriental Pink】
【Oriental】の色違いで、全体を光沢のある淡いピンク色に仕上げた一着です。オリエンタルとは、ヨーロッパから見た東洋のことを指し、「光沢のある」という意味も持っています。美しい花々が描かれ、大切な方々からの祝福を一身に受ける花嫁様をイメージしたこの一着は、ウェディングドレスはもちろん、カラードレスとしても着ていただけます。

【Sheer】
Sheerは英語で「透明、純粋で混じり気のない」という意味。透き通るように美しいチュール素材を何層にも重ね、その上に繊細な刺繍を施しています。萬屋本店の花嫁様をイメージして、プランナーがレース生地を選びました。露出を控えめにしながらも、女性らしいラインが際立つように仕上げた、こだわりのデザインです。

【Silhouette】
Silhouette=シルエットはフランス語で「輪郭」の意味。その名の通り、シルエットがとても美しい一着です。とろみ感のある上質な生地を使用し、シンプルかつ計算しつくされた美しいラインに仕上げています。大人っぽさがありながら、手刺繍をあしらった袖口が可愛らしさをプラス。

これらのドレスは、萬屋本店の会場の雰囲気や、結婚式での過ごし方に合わせて作られた、世界にひとつしかないオリジナルドレスです。
制作当時の写真とともに、こちらのブログで詳しくご紹介しています。
▶【新作ドレスのご紹介】萬屋本店オリジナルのウェディングドレスが完成しました!
いかがでしたでしょうか。
萬屋本店がご用意している一つ一つの衣装には、深いストーリーと確かな品質が宿っています。それは、ご結婚式の日を美しく彩るだけでなく、新郎新婦様の人生がさらに豊かになる節目であってほしいという、私たちの願いでもあります。
これから結婚式場を探す方や、萬屋本店で結婚式を挙げることを決めた方のなかにも、「衣装の提携先が一店舗で大丈夫かな」、と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
私も当初はそのように感じていた一人で、自分が気に入る衣装があるかどうか、試着に行くまでとても気になっていました。
ですが、いざAuthentique鎌倉店に足を運ぶと、その不安は一瞬で消え去りました。素人目にみてもわかる着物の重厚感と上質さ、これまで参列した結婚式では見たことのない上品なデザインのドレスなど、一点一点が本当に美しく、まるで美術館に来たようなときめきを感じました。
最終的には、心から納得できる衣装を選ぶことができ、結婚式当日は、ゲストが衣装をじっくり見て褒めてくれたりと、心が通う時間をもたらしてくれました。それは、厳選されつくした衣装であること、そして何より「本物」の価値が在るからに他ならないと思っています。
これからも萬屋本店では、「一生のための一日」にふさわしい衣装をご用意し、お客様にときめきと感動をお届けしたいと思っています。ぜひ、その本物の価値に触れていただけたら嬉しいです。






