式場見学のポイントは「人」にある――元花嫁が萬屋本店に決めた理由
こんにちは。山本です。
本日は、これから結婚式場へ見学に行かれる方へ、「人」を切り口にした式場探しをテーマにお話したいと思います。
結婚式を挙げることを決めたら、次のステップは式場探しと見学です。会場の雰囲気、アクセスの良さ、お料理の内容など、あらゆる切り口を通して「理想の結婚式を叶えられそうか」、という観点で選ぶことが一般的に浸透しています。
しかし、複数の式場を比較検討する中で、何を決め手にすれば良いか迷うこともあるかもしれません。
そこで私がおすすめしたいのが、その式場の「人」を見ること。ここには、「どんな結婚式をしたいか?」ではなく「一生に一度の日を誰と創るのか?」という観点があります。
実は私も「人」が決め手となって、萬屋本店を結婚式場に選んだ一人です。そんな私がなぜ「人」で決めたのか、当時の気持ちもお伝えできればと思います。
会場を見ただけでは、式場のすべてはわからない
近年、多くの結婚式場が「人生に寄り添う結婚式」「想いを伝える一日に」といったコンセプトを打ち出しています。
そのコンセプトを形にするために、会場の設備や演出に取り入れ、見学時に新郎新婦様へ提案する式場もあるかと思います。
ですが、「そのコンセプトが形式的なものになっていないか?」「結婚式当日、新郎新婦とゲストの心にどれだけ届いているのか?」ということを、見学時に見極めるのはとても難しいことです。
もちろん、時間とお金をかけて行う結婚式なので、心のときめきも大切です。ただ、会場の雰囲気やかっこよさ、接客時のプレゼンテーションだけで判断してしまうと、その式場やスタッフの結婚式に対する価値観が、実は合っていなかった、ということがあります。
その結果、実際の打ち合わせが進んでいく中で「何か違う」と違和感がうまれ、キャンセルする・不満を持ちながら当日を迎える、といったことが起こってしまいます。
式場見学の本当のポイントは「人」にある
では、見学時に何を意識すればよいのでしょうか。
それは、「人」。
接客してくれた人、会場内で挨拶を交わした人など、その式場で出会った人の言葉や表情、立ち振舞いを見てみてください。
式場のコンセプトが本当に実現できるなら、その人の想いや熱量に表れているはずです。
なぜ「人」で見てほしいとお伝えしたいのか。その背景には私自身の実体験があります。
結婚式場の候補を探すなかで、目に留まったひとつが萬屋本店でした。ただ、その時点では「気になる式場」にとどまっており、第一候補は写真で会場の雰囲気に惹かれた別の式場でした。
そしてある夏の日、1軒目に萬屋本店、2軒目に第一候補の式場を見学します。
まず萬屋本店では、一通り館内を周った後に、ヒアリングの時間がありました。「どんな結婚式ができるのか」についての説明を聞こうと思っていた矢先、最初にこう問いかけられました。
「なぜお二人は結婚式を挙げようと思ったのですか?」
まさかの質問にとても驚き、ちゃんと考えていなかった・・!と少し焦りました。ですが、その場でじっくり考えたり、私たちの想いをたくさん引き出したりしてもらえたことで、「結婚式は、自分の人生にとってすごく大事な日なんだ」と気づきました。
その後は、萬屋本店としての価値観について詳しく聞きました。涙ぐみながらお話されるスタッフさんの姿を見て、その人柄と熱量からは形式的なものは感じられず、「結婚式は、一生のための一日である」という価値観は、実は自分たちが求めているものだと感じました。
あっという間に時間は過ぎ、萬屋本店を後にして2軒目の式場へ向かいます。
第一候補だった式場は、写真で見た通り、とてもおしゃれで雰囲気も気に入りました。接客してくれた方もお話しやすく、印象も良かったです。
ただ、ヒアリングの時間では「こんな結婚式ができます」という説明に終わり、自分たちについての話はほとんど聞かれず、少し寂しい気持ちになりました。
萬屋本店に行く前までの私なら、そのような気持ちにはならなかったと思います。ただ、萬屋本店のヒアリングで、結婚式を挙げる意味を明確にできていたので、物足りなく感じてしまったのです。
さらに気付いたことがひとつあります。それは「萬屋本店ですれ違ったスタッフさんの表情がとても輝いていた」こと。
2軒目の式場でも、何人かのスタッフさんが静かに会釈をしてくれました。一方、萬屋本店では、結婚式本番前の写真撮影をしている最中、スーツ姿のスタッフさんが「こんにちは!」と何人も挨拶をしてくれました。
いい方々だなと思った程度でしたが、その日はじりじりと日差しが照りつける猛暑。よく考えると、「あれだけ暑くて忙しい時間帯だったのに、単なる見学者の私たちに、なんてキラキラした笑顔で挨拶してくれていたのだろう」と、また「人」に惹かれ、結婚式に対するプロフェッショナルの高さに感銘を受けたのです。
当初は気になる式場にとどまっていた萬屋本店にとても惹かれている。一方で、第一候補の式場に憧れもある。頑固な私は、すぐには気持ちの整理がつきませんでした。
ただ、見学の日を振り返る中で、「あれだけ自分たちに向き合ってくれたのだから、萬屋本店の人たちに任せれば絶対に大丈夫だ」と確信し、萬屋本店で結婚式を挙げることに決めました。
担当プランナーは接客時とは別の方でしたが、初回の打ち合わせでも改めて「なぜ結婚式を挙げるのか」を整理することから始まり、両親やゲストに伝えたいことやどんなおもてなしをしたいか、などを深く掘り下げて、結婚式を創っていきました。
いざ迎えた本番。もう何にも代えがたいほどに素晴らしい一日でした。結婚式を通じて、大げさではなく、自分自身の人生が変わったと感じています。
祝言(挙式)では、数十年間、胸のうちにしまっていた両親への想いを伝えられたこと。交友関係の狭さがコンプレックスだったなか、自分にもこれだけ大切だと思える人がそばにいるのだと気づけたこと。
これまでの人生でモヤモヤしていたことがすべて晴れ、人生で今が一番楽しいと、結婚式から数年経った今でもそう思っています。
式場探しは、人生の節目を支えるパートナー探し
結婚式は単なるイベントではなく、これからの人生に影響を与える「人生の節目の日」。つまり結婚式場のスタッフは、人生の節目を支えるパートナーなのです。
そう捉えると、結婚式を本当に意味のあるものにするためには、式場見学時に「人を見る」ことの重要さがわかっていただけるかと思います。
式場見学は、「式場を決める」ことがゴールではありません。「人生の節目の日」を創るための出発地点であり、その式場・スタッフと、一緒に当日を作り上げていくプロセスが何より大切です。
その式場はどんな施設なのか、ではなく、どんな想いを持った人たちと歩んでいけるか。
ホームページやSNSではわからない、「人」と「想い」を見聞きすることが、式場見学の本質にあるのではないでしょうか。
”人に会いに行く”。
萬屋本店へ見学に行かれる際も、そんな気持ちで、ぜひ足を運んでみてください。
ご見学予約はこちらから承っています。お気軽にご相談ください。