【引菓子の商品開発】小西酒造「白雪の日本酒ケーキ」の取り扱いを始めました

【引菓子の商品開発】小西酒造「白雪の日本酒ケーキ」の取り扱いを始めました

こんにちは。萬屋本店の砂川です。
この度、萬屋本店とご縁が深く、鏡開きの銘柄で一番人気の白雪を使った日本酒ケーキの取り扱いを始めました。こちらは結婚式の引菓子としてご提供させていただきます。
日本酒「伊丹諸白(いたみもろはく)」が染み込んだ生地は、隠し味の塩味がアクセントになっており、しっとりした口どけです。アルコール成分を含まない製法ですので、お子様でも安心してお召し上がりいただけるケーキです。

先日小西酒造の小西社長が萬屋本店にお越しになった際、萬屋本店の歴史の一端を担う日本酒白雪を、お持ち帰りギフトとしてお客様にお届けできないかと相談をさせていただきました。
担当者の方が本社や工場と掛け合ってくれて、完全受注生産のため、結婚式の引菓子としては提供されていない白雪の日本酒ケーキを特別に取り扱うことができるようになりました。賞味期限も1ヶ月もちますので、引菓子としてもぴったりです。

◯小西酒造「白雪」について

そして、この白雪を作られている小西酒造さんは、470年の歴史を誇る名家です。酒といえば濁り酒(どぶろく)しかなかった時代に、美しく澄んだ「清酒」を日本で初めて造られたと言われているのが小西酒造さんのお膝元である兵庫県伊丹の地です。麹米と掛米の両方に惜しみなく精白米を用いることで生まれるその酒は「伊丹諸白」と呼ばれ、瞬く間に評判になり、お酒造りの産業革命ともいわれました。
今もなお画期的な進化をし続けられている小西酒造さん。清酒「白雪」は蔵元が変わらず現存する中で日本最古の清酒銘柄で、2020年に「伊丹諸白」として日本遺産に登録もされました。
※小西酒造ホームページ参照

○白雪と萬屋本店の出会い

創業200年になる萬屋本店。文化3年に長谷寺界隈の集落のために、味噌や醤油などの日用品を扱う商店が萬屋本店の始まりでした。明治に入ると、名だたる文豪家が執筆の場所を鎌倉に移し、様々な文化発信を行う街に変遷していきます。
そんな賑わいを見せる中、現当主の祖父にあたる5代惣佐衛門が、当時日本で一番うまいと言われていた伊丹の日本酒、白雪を鎌倉で取り扱うことに成功。その後、実績とその貢献を買われ、白雪の総代を萬屋本店が担っていきました。

○小西社長と萬屋本店オーナー石渡氏、萬屋本店代表宮腰3者の出会い

白雪の樽酒の需要が少なくなっている中、樽酒の発注数が年々増えているところがあり、「それはどこなのだ!?」と不思議に思われ調べられた際、萬屋本店だと言うことが分かり、小西社長が関東のお取引企業を回る際、萬屋本店にまで足を運んでくださいました。


【左から萬屋本店のオーナー石渡氏・小西酒造の小西社長・萬屋本店代表宮腰】

萬屋本店オーナー石渡氏、萬屋本店代表宮腰とともに、萬屋本店で大切に保管させていただいている白雪の販売許可証や、小西酒造さんより寄贈された白雪の手水を愛しみながら、小西酒造さんと萬屋本店のご縁と歴史の話題で話がつきませんでした。

そんなご縁をいただき、この度、白雪の日本酒ケーキのお取引へとつながりました。歴史とご縁がつまった白雪の日本酒ケーキを是非多くの方にお届けできたらと思います。

 

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