萬屋本店の看板 ~暖簾の誕生秘話~
こんにちは。
コンシェルジュの千葉でございます。
萬屋本店といえば、この大きな暖簾が特徴的で、
道行く人々が、なんのお店なのか?とご興味を持たれて
暖簾をくぐって中を覗かれる方も多くいらっしゃいます。
そもそも、暖簾の文化は平安時代に遡るそうです。
日差しや風よけの為に生まれたものですが
鎌倉時代になると、そこに文字が書かれるようになり
現在のように、お店の看板の役割を持つようになりました。
萬屋本店のこの暖簾の真ん中に書かれている文字は、
『萬』の象形文字をロゴにしたもの。
萬屋本店をオープンするにあたり
この建物にはどんな看板が相応しいかを、
代表の宮腰もかなり頭を悩ませました。
当時は、シーサーを対で置こうかという話もありました。
そんな中、お茶を学ぼうと訪れた京都の宇治にある
お茶屋さんに掛かっている暖簾からヒントを受け
その店の暖簾を作成している工房を訪ねるところから始まりました。
木綿だと重量感が出過ぎるので、麻の方が良いのでは。
などという生地選びから始まり
染める工程から完成に至るまでは
実際に出来上がってみないと分からないことから
完成する日をわが子のように待ち望んだものでした。
そして、ようやく完成した暖簾は
老舗を守る番頭さんのような存在感を放ち
今、萬屋本店の顔としてお客様をお出迎え
皆様がそこに立たれてお写真撮影をされるスポットとなっております
夏は生成り。
そして秋~冬には紺色の暖簾へと衣替えを行います。
季節によって装いを変えることで
お越し頂く方へのもてなしの一つとしてつながれば良いなと思います。
建物の設えの意味や由来をお伝えすることで、
萬屋本店をよりお楽しみいただけたら嬉しく思います。
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